甘えん坊で寂しがり屋なフゥくん　どんな時もCHIHOさんにべったり

　フゥくんをお迎え入れした当時、CHIHOさんの家には先住の老猫ちゃん2匹がいました。

「フゥはとにかくやんちゃで、『遊ぼ遊ぼ』ってちょっかいばかり出してました。でもその後、老猫が順番に亡くなって」。

　1匹になってからは、とても甘えん坊で寂しがり屋さんに。CHIHOさんがトイレに行けばドアの前で待っていたり、布団に入れば慌ててお布団に入ってきたり、フゥくんはとにかくCHIHOさんが大好き。

「今は面白いくらいストーカーされてます。それと臆病なところもあって、家のインターホンが鳴ると、その瞬間に逃げて行くんです」と笑います。

平和で何気ない　フゥくんとの幸せな日常

　仕事から帰ってくると、必ずお迎えに来てくれる。「寝るよ～」と言うと、布団に来てくれて一緒に寝る。そんな平和で何気ない日常が、CHIHOさんとフゥくんにとって幸せだと語ります。

「あの日アライグマが現れていなかったら、あの日仕事が早く終わっていなければ、今こんな風に一緒に暮らしていなかったかもしれません。そう思うと運命の出逢いってあるんだなぁって実感します。フゥは半年前に亡くなった先代にゃんこの生まれ変わりだと思ってます」

　小さな小さな身体で助けを求めて一生懸命鳴いていた姿を、CHIHOさんは一生忘れないと言います。

「他にも人がいたのにわざわざ私のところに来てくれたのは、私のことをちゃんと選んで来てくれたのかなぁって思うんです。私を選んで来てくれて本当にありがとうって伝えたい」

　フゥくんとCHIHOさんはきっと、出逢う運命だったのだと思います。

　そして、こんなにも愛情深く育てられたフゥくんは、きっと今こう思っているのではないでしょうか。「ボクを選んでくれて本当にありがとう！」と。

（猫ねこ部）