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「自分も家庭を持ちたい」 26歳で希少がんを発症した男性 友人の結婚式で感じた喜びと複雑な思い

公開日:  /  更新日:

著者:古川 諭香

友人の結婚式で実感 「普通の幸せを諦めたくない」

 2026年9月、星川さんは友人の結婚式に参列しました。大切な友人の幸せな晴れ姿を直接見ることができ、自分も幸せな気持ちになったそうです。そして、友人が新しいスタートを切る姿を見て、「病気になったからといって、人生の楽しみや夢を諦めたくない」と、改めて思いました。

「がんになる前に当たり前だと思っていた未来を築くことが、今の自分にとっては簡単ではないことも痛感しました。でも、自分もいつか結婚して家庭を持ちたいという気持ちが強くなりました」

自分も幸せな気持ちになった友人の結婚式【写真提供:星川翔(@gankaiwai112)さん】
自分も幸せな気持ちになった友人の結婚式【写真提供:星川翔(@gankaiwai112)さん】

 今でも気持ちが落ち込む日は多く、とくに検査の日が近づくと、「がんが進行しているのでないか」「あとどれくらい生きられるのだろうか」などと考え込み、不安で眠れないこともあります。

 しかし、そんなときは無理やり前向きになろうとせず、自分の気持ちを素直に受け入れ、心を立て直しているそうです。

「TikTokでのライブ配信で視聴者の方と交流するのも楽しみになっています。今の自分にとって病気のことを忘れて笑える時間や、誰かとつながっていると感じられる時間は本当に大切なんです」

「若くても将来は約束されていない」 失って気づいた当たり前な日々の尊さ

 今の一番大きな目標は、少しでも長く生きること。肺や背骨への転移があるため、将来に対する不安は大きいものの、5年、10年と生き続けることを諦めたくないと、星川さんは語ります。

「いつか大切な人と出会い、支え合いながら普通の幸せを感じられる生活を送りたい。社会復帰もし、将来的には品質管理の仕事に携わりたいです」

現在の星川さん【写真提供:星川翔(@gankaiwai112)さん】
現在の星川さん【写真提供:星川翔(@gankaiwai112)さん】

 将来への不安を抱えながらも、結婚や社会復帰への希望を持ち続ける星川さん。病気と向き合う日々のなかで、今できることや楽しめることを大切にしながら、一日一日を過ごしています。

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(古川 諭香)