育児・家族

緊急事態宣言発令後 義母と義妹からの託児依頼に夫がブチ切れ 「お前らアホちゃうか?」

著者:和栗 恵

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姑らの密着ぶりに困っていった夫婦 解決策は…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
姑らの密着ぶりに困っていった夫婦 解決策は…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 新型コロナウイルス感染が拡大する中、「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の3つの「密」を避ける言葉として広まった「3密」。元々は仏教由来の言葉で、身体・行動を意味する「身密」、言葉や発言を意味する「口密」、考え方や心の持ち方を意味する「意密」を表しています。中でも密教では、この「3密」をそれぞれ正しく整えること(自分の行動を改め、自分勝手なことをしない。人の悪口などを言わず、自分の言動を見直し、正す。自分自身を客観的に見て、心を豊かにする)が、自分自身が生きたまま仏になるための修行であると説いています。「3密」のどれもが、新型コロナ疲れが蔓延してきた今日ではとても大切なことなのですが……人によってとらえ方は、大きく違っていたようです。今回は、義母と義妹の“密着”ぶりに辟易していた夫婦が取った対応策をご紹介します。

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「密」ではなかったはずの義母&義姉との付き合い いつの間にか「密」に…

「元々、私のことはまったく気に入ってなかったんだと思うんですよね」

 そう話し始めたのは、福岡県在住の波多野美羽さん(仮名・42歳)。8歳年下のご主人と2年前に職場で出会い、半年後にスピード婚。ご主人と美羽さんとの関係は会社の人がうらやむほどラブラブだといいますが、美羽さんがご主人よりも年上であることを気にしてか、姑と義妹からいわゆる“塩対応”をされていたといいます。

「夫の身内とベタベタしたいわけじゃなかったので、それはそれで問題ありませんでした。結婚式も自分たちの貯金からお金を出し合って写真だけ撮り、身内だけで会食をして終了。仕事の都合で新婚旅行にも行かなかったのですが、その辺りについて義実家サイドから不満を言われることもありませんでした。なので、あ~良かった、ドライな人間関係で助かった、なんて思っていたんです」

 しかし、そう思えていたのは最初のうちだけだったといいます。

「結婚後しばらくしてから、やたらと義母と義妹が、子連れで我が家に押しかけてくるようになったんです。最初のうちこそ夫のために……とおもてなしをしていたのですが、そのうち義妹は子ども2人を私に預けて、義母と出かけるようになっていきました」

 美羽さん自身は子どもが好きなので、最初は快く迎えていたそう。子どもたちと一緒におやつを作ったり、公園でブランコに乗ったり、楽しく過ごしていたといいます。しかし、ご主人の健康上の理由から美羽さん夫妻には子どもがいなかったため、ご主人から「精神的にきついから、あまり妹の子どもを預からないでほしい」と言われてからは、理由は言わずに義妹の子のお守りを断るようになりました。

 そうこうするうちに新型コロナウイルスの影響で外出自粛要請が出され、さすがにしばらくは預けにくることはないだろうと思っていた美羽さん。しかし、4月7日に7都府県へ緊急事態宣言が発令された翌日の朝のこと。美羽さんの元に、姑から電話がかかってきました。

「私はその日も在宅で仕事をしていたのですが、義母から予約が取れなくて有名なエステに義妹と行くから、久々に義妹の子どもを預かってほしいという連絡でした。義母は私が在宅ワークに切り替わっていることを知っていたので『暇でしょ?』と言いたい放題」