どうぶつ
海に捨てられた元保護ねこ ビニール袋に入れられ漂流した過去 今では看板猫として毎日笑顔を届ける日々に
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ねことの暮らしのアイデアが詰まった「猫ねこ部」がお届けするシリーズ「あなたの街の看板猫」。花屋の看板猫として関西から飛行機通勤をし、お仕事をこなすこともあるという、アクティブ派の男の子「スカタン」くんを紹介。フラワーアレンジメントを手がける「オルテンシアアズール」の主宰で飼い主のmicaさんと“オレさま”と、スカタンくんが出逢うまでを聞きました!
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フラワーアレンジを手がけるアトリエの看板猫「スカタン」くん
色鮮やかなリースとともにポーズを決めているのは、フラワーアレンジメントを手がける「オルテンシアアズール」の看板猫、通称“スカちゃん”こと「スカタン」くん。東京・西荻窪にあるアトリエでは、主にウェディングブーケや会場装花、季節のアレンジやリースの制作、レッスンなどを行なっているそうです。
スカちゃんは、micaさんの作る華やかな作品をさらに美しく彩ってくれます。作品撮影でモデルもこなし、生徒さんや地域の人からも愛される、「オルテンシアアズール」に欠かせない人気者です。
スカちゃんとmicaさんとの出会いは今から5年前のこと。愛情を一身に受けた穏やかなスカちゃんの表情からは想像もつきませんが、実はビニール袋に入れられて夜の海に投げ捨てられていたという悲しい過去が……。
たまたま海で釣りをしていた高校生の男の子が、ごそごそと動くビニール袋を不審に思い、釣り竿で手繰り寄せたところ、何と中から小さな子ねこが出てきました。その子ねこがスカちゃんでした。保護された当時は、まだ生後1か月ほどと推定され、スカちゃんは「ミャーミャー」と鳴いて懸命に生きようとしていたといいます。
保護してくれた高校生のおうちでは、偶然その翌日に、ある保護団体からいぬを譲り受ける話になっていました。そこで保護団体の人がいぬを連れやってきた際に、ねこを保護した話をしたところ、その保護団体の人が預かって面倒を見てくれることになったのだとか。
こうしてスカちゃんはその保護団体の人のおうちへ。そのおうちには、少し前に保護したばかりの「プリンス」くんという子ねこがいたそう。プリンスくんも、スカちゃん同様人間に捨てられていたようです。こうしてスカちゃんは、プリンスくんたちと一緒に過ごしながら、新しい里親を待つことになりました。