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どうぶつ

海に捨てられた元保護ねこ ビニール袋に入れられ漂流した過去 今では看板猫として毎日笑顔を届ける日々に

公開日:  /  更新日:

著者:猫ねこ部

里親募集サイトで運命を感じて家族で見学に行くことに

 ちょうどその頃、一緒に暮らすねこを探していたというmicaさん。しかし、夫である“オレさま”が猫アレルギーのため、ねこをお迎えするのを迷っていたそう。それでもねこ好きな夫妻は、共通の友人に愛猫と触れ合わせてもらっていました。そうしているうちに、ご主人もねこを飼いたいという気持ちが強まっていきました。「よし今なら!」そう思った矢先、スカちゃんを里親募集サイトで見かけたのだそう。

「ハチワレねこって決めていたので、見た瞬間『かわいい~』と思ったんです。早速、問い合わせてみると『お問い合わせゼロなんです』と言われました」

 というのも“オレさま”によると、スカちゃんの写真は「悪そうな、やんちゃそうな顔(笑)」をしていたそう。

 会いに行く前に、micaさんが実際にスカちゃんのお世話をしている人と電話で話をする機会があったそうですが、スカちゃんは顔のイメージ通り、とてもわんぱくでやんちゃ。そして何より食べ物のこととなると目の色が変わり、ごはんの用意をしているときは常に張り付いて、よじ登ってくるのは当たり前という話を聞きました。

 お世話をしていた人は、「(スカちゃんは)ちょっと扱いにくいかも……」と、心配して話してくれたようですが、micaさんにとっては何の問題もなかったといいます。

「むしろ大好きです!」

 と嬉しそうに語るmicaさん。こうして、いよいよスカちゃんに会いに行くことになりました。

 その頃、スカちゃんが暮らしていた場所は、岡山県倉敷市。偶然にもmicaさんの実家がある場所でした。というわけで、micaさん夫妻とmicaさんの両親の4人で、スカちゃんに会いに行くことに。

 すると、広々とした日本家屋の一軒家の中には、今までmicaさんが見たこともないほどたくさんのいぬとねこがのびのびと走り回っていました。スカちゃんは、たくさんのお兄ちゃんお姉ちゃんに交じって、物怖じすることなく楽しそうに駆け回っていました。

 元気いっぱいのスカちゃんの様子を見て、micaさんは安心したといいます。こうして顔合わせも済ませ、無事にmicaさんと“オレさま”が暮らす自宅へと連れ帰ることになりました。

 今では看板猫として、たくさんの人から愛され、幸せな日常を送るスカちゃん。micaさん夫婦を毎日笑顔にしてくれる欠かせない存在になっています。

取材協力:La hortensia azul│オルテンシアアズール
公式インスタグラム(dailymica/dailysuca

(猫ねこ部)