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オンライン飲み会 家だからとついやってしまう「悪酔い」する飲み癖

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:池田 由美

アルコールを胃にとどまらせるおつまみを 適量を楽しもう

――おすすめのおつまみなどはありますか?

「アルコールを胃にとどまらせるという点では、最初に食物繊維が豊富な食材や油脂を摂ることが好ましいです。例えばキャベツサラダ、ポテトサラダ、肉じゃが、ナッツ類です。また野菜の天ぷらなども良いでしょう。枝豆やチーズは、アミノ酸の一種メチオニンがアルコール分解を促進すると言われています。そのため、肝臓に送られるアルコ-ル量が増える中盤以降に食べるのもおすすめです」

――枝豆はお酒のおともの代表ですね。他に冷ややっこなどもありますね。

「そうですね。枝豆はこれから旬を迎えますし、ビールと合いますね。冷凍でも売られているので活用すると手軽です。またワインにチーズという組み合わせもよく聞きますが、悪酔い予防という点でも相性は良いと言えます。冷ややっこも家で準備しやすいですね。薬味があるとさらに良いでしょう。豆腐の原料は栄養豊富な大豆ですが、水分が多いため、不足しがちなビタミンAとCを補う意味でネギ、アルコール分解を促進するメチオニンが含まれるカツオ節、硫化アリルを含み消化を助けるショウガを薬味にすると効果的です」

――シンプルなおつまみですが、お酒の席に有効なんですね。

「ただし、おつまみがあるからと言って、大量にアルコールを摂取するというのは問題です。適量が前提です。厚生労働省の示す指標では、節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコールで20グラム程度の飲酒ということになります。また女性や高齢者、少量の飲酒で顔が赤くなったり、頭痛や吐き気を起こすフラッシング反応を起こしたりする人は、これより飲酒量を少なくすべきであると推奨しています」

――適量を楽しむことが大切ということですね。具体的にはどのくらいの量になるのでしょうか?

「純アルコ-ル20グラムとは、ビ-ル中瓶でいうと1本、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯です。一般に女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅く、体重あたり同じ量だけ飲酒したとしても、女性は男性に比べて臓器障害を起こしやすいことも知られています。女性の飲酒量は諸外国のガイドラインなども参照してみると、男性の1/2~2/3程度が適当と考えられています」

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(Hint-Pot編集部)