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自粛生活で気になるぽっこりお腹 内臓脂肪の消費には「直角」よりも「110度」 正しい座り方を医師が伝授
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教えてくれた人:中村 格子
新しい生活様式で在宅ワークや家の中で過ごす時間が増え、最近、お腹周りが太ってきたと気になっていませんか? その原因は「内臓脂肪」かもしれません。内臓脂肪は増えすぎてしまうと、「ぽっこりお腹」などの見た目だけでなく、健康にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があるそうです。内臓脂肪を消費しやすくするために、まずは「座り方」を意識してみましょう。椅子には直角座りよりも「110度座り」の方が良いそうです。整形外科医でスポーツドクターの中村格子先生が、今すぐできる代謝アップのための「正しい座り方」を解説します。
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「食の見直し」だけでなく「姿勢の見直し」も
通勤や外出の時間が減り、運動不足になりがちです。そんなところに、食事の量が「以前と変わらない」人、または「間食が増えた」人、オンライン飲み会など頻繁に参加して「むしろ食べたり飲んだりする量が増えている」という人は注意が必要です。このような生活を続けていると、食事によるエネルギー摂取と、運動などのエネルギー消費のバランスが崩れていきます。
そうなると、内臓脂肪が付きやすくなり、気付いたら「あれ? 私ってこんなにお腹ぽっこりしてたっけ?」ということになりかねません。運動不足が長期化すると、筋肉量が低下していきます。筋肉が減ると基礎代謝が下がって、ますます内臓脂肪が付きやすい体質になり、ぽっこりお腹や体型が崩れていく「負のスパイラル」に陥る危険性が。
ぽっこりお腹を解消すべく内臓脂肪を減らすには、日々の運動量に合わせて食事の量を調整したり、茶カテキンをはじめ脂肪への効果が認められた食品を上手に取り入れたりするなど「食の見直し」も大切です。さらに在宅ワーク中に取り入れやすいことの1つとして、長時間過ごす「椅子に座る姿勢」の見直しがおすすめ。中村先生によると、「正しい座り方」があるといいます。