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家での除菌・消毒はどうしてる? 模索する新しい生活様式 帰宅後の着替え、小銭洗い…どこまでやるべきか不安の声も
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ジメジメと蒸し暑く、カビや食中毒が気になる季節ですが、特に今年は新型コロナウイルスの影響で、家の中の除菌や消毒を念入りに行うことも多いかもしれません。株式会社プラネットが、家庭での「除菌」をテーマにアンケートを実施した結果を、このほど発表しました。家の中で菌が気になる場所や、それぞれが家での除菌や消毒をどのように行っているか、「マイルール」や悩みなど具体的な声が上がっています。
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アンケート調査結果 家で菌やウイルスが気になる場所とは
調査は、インターネット上で2020年6月16~18日に実施され、4000人から回答を得ています。「普段自宅で、家の中の場所やものを除菌しているかどうか」の問いについては、自分以外の家族が行っているケースも含めて「している」が約半数を占めました。同居家族構成別では「子どもがいる世帯」で高く、「1人暮らし世帯」では低い結果になりました。
「家の中を除菌・消毒するようになった理由・きっかけ」については、「新型コロナウイルス対策のため」が7割近くで圧倒的1位に。「食中毒対策のため」「カビ対策のため」が続きました。新型コロナウイルスの流行が、各家庭での除菌の意識を高めた要因の1つであることは間違いないようです。
自宅で、菌やウイルスが特に気になる場所や物では、1位が「トイレ内(40.0%)」、2位が「まな板(34.0%)」となり、3位に「玄関のドアノブ(30.1%)」がランクイン。新型コロナ禍で外と家の中の境となる「玄関のドアノブ」を気にする人が多い傾向にあるようです。感染リスクを気にする答えとしては、10位に「スマートフォン・携帯電話(25.1%)」、11位に「外出先で着ていた衣服(22.7%)」などもありました。
不特定多数が出入りするわけではない自宅の除菌・消毒に対して、過剰に感じる人もいるかもしれません。しかし「新型コロナウイルス対策のために家の中を除菌・消毒することをどのように思うか」は、「しっかり、すべき」「できるだけしたほうが良い」と答えた人が合わせて74.7%と7割を超え、「必要ない」「やりすぎ」と答えた人の約3倍の結果となりました。