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浸水被害を防ぐためにまずやるべきこと いざという時に覚えておきたい水害対策
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ハザードマップで緊急避難経路を確認!
国土交通省が発表している「ハザードマップポータルサイト」や、各区市町村のウェブサイトでは、水害に備えてハザードマップが公開されています。このハザードマップを必ず確認し、危険度が高いエリアにお住まいのようであれば、避難所の場所も確認しておきましょう。
ただし、コロナ禍の影響から各地の避難所が受け入れ人数を抑えており、すべての避難者を受け入れることができず、いざという時に避難所に入れない、なんてことも起こり得ます。2階建て・3階建てなどの場合は、まずは自宅の上階で待機を。上階の部屋に非常食を備蓄しておくといいでしょう。
また、いざという時に受け入れてくれる親族や友人宅を探し、お願いしておくのも対策の一手になります。
避難所に逃げる場合も、知人の家に避難する場合も、早め早めの行動がカギとなります。また、夜間の移動は危険ですので、雨が続いたら、各自治体のウェブサイトやラジオ・テレビの報道を確認し、少しでも不安を感じたら、日中の明るいうちに避難するようにしましょう。家族が揃う日に「家族避難訓練」として、避難所までの道のりを歩いてみるのも推奨されています。
ちなみに都市部の場合、避難の際には車を使わないのがベターチョイス。渋滞に巻き込まれた状態で水が押し寄せてしまうと、車から逃げ出すことができなくなってしまうことがありますし、運良く車内から逃げ出せたとしても、電気系統がショートし車両から火災が発生する恐れがあります。
また、緊急車両の通行の妨げにもなりますので、逃げる時はできる限り、歩いて向かうようにしましょう。
「備えあれば、憂いなし」とはよく言ったもの。被害を抑えるためには、事前の“備え”が必要です。いざという時に素早く対応できるように、どうすれば自分や家族を守れるのかを考え、シミュレートしておくことをおすすめします。
(和栗 恵)