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今、人気の使い捨てないミツロウラップ ショウガやキャベツ保存、箸入れにも変身 楽しく便利に活用するコツ
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エコバッグや布マスクなど、使い捨てしないリユースアイテムが増えています。キッチンで食品保存に使うラップとして、今、ミツロウラップが人気のようです。市販のものもありますが、自分が気に入った柄の布に、アイロンを当ててミツロウをしみ込ませると簡単に手作りできるミツロウラップ。お弁当を包むのにも便利。サステイナブルな暮らしを実践する人気料理家の市川千佐子さんが、作り方を紹介した前編に続き、後編は便利な使い方のコツを解説します。
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手の温もりで温めて自由に形を作れる
使い捨てのラップはとても便利ですが、洗って使えるミツロウラップを上手に活用するのも良いものです。特に、自分で作るミツロウラップは好みの色や柄の布、大きさで作れるので、使っているうちにだんだんと愛着が湧いてくることでしょう。
工夫次第で、ミツロウラップを使うのが便利で楽しくなるコツを紹介します。
ミツロウラップは、手の温もりで温めると、自由に形を作ることができます。食材や器に合わせて、ぴったりとフィットさせましょう。使い始めは、ミツロウの香りが気になったり器に少し付いたりすることもありますが、使っていくうちに消えていきます。
大きさは、大・中・小と揃えておくと便利です。目安は、大(30cm角前後)、中(20~22cm角)、小(15~18cm角)です。おすすめの使い方は次の通り。
○器やコップにかぶせる
冷蔵庫に入れておきたいサラダボウルや、残ったおかずの器、冷たい飲み物の入ったコップに、そのままかぶせましょう。コツは器にかぶせたら、フチに貼り付けるように手で押さえます。手の温度で、形に添って密着します。
コップには、小(15~18cm角)が便利です。コップの口に合わせ、小さい丸型のミツロウラップを自作するのもおすすめです。
○野菜や果物を包む
使いかけの野菜や果物は、切り口を下にして包み込みます。中(20~22cm角)が使いやすいです。保湿しながらも蒸れにくいので、ショウガの保存にも向いています。
丸ごと保存しておきたいレタスやキャベツは、大(30cm角前後)で包み込みます。