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からだ・美容

新しい生活様式 座りっぱなしから来る不調を防ぐ2つのコツとは プロトレーナーが直伝

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:木場 克己

「座りっぱなし」がさまざまな身体のトラブルにつながる(写真はイメージ)【写真:写真AC】
「座りっぱなし」がさまざまな身体のトラブルにつながる(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響でおうち時間が増えています。在宅ワークが普及して通退勤の移動のストレスが減ったものの、座りっぱなしの影響で、足のむくみ、冷え、血行不良といった身体のトラブルに悩むケースが女性の中で急増しているそうです。椅子に座る際に気を付けたい、問題を改善できる姿勢のポイント2つを、体幹トレーニングの第一人者でプロトレーナーとして活躍する木場克己さんに聞きました。

 ◇ ◇ ◇

足のむくみ、冷え、血行不良に悩む女性が急増

 新しい生活様式によって急増しているという身体トラブルの傾向を、木場さんは次のように語ります。

「最近はテレワークを導入している企業が増えました。治療院では、自宅で座りっぱなしの作業をしている女性が来院するケースが増えています。1日の大半を椅子に座りっぱなしで過ごしていると、筋肉がこり固まり、血行不良に陥ってしまうリスクが高まります」

 木場さんは、サッカー日本代表FW久保建英、競泳女子の池江璃花子らトップアスリートの指導で有名なプロトレーナー。都内で4店舗の治療院の運営もしていますが、日々、身体のトラブルや悩みを抱える一般女性が多いことを目の当たりにし、このほど健やかで美しいボディ作りのメソッド「CBH(コアビューティヒップ)」を立ち上げたばかり。

 在宅でほぼ出歩くことなく、デスクワークでずっと椅子に座りパソコンと向き合う時間が多い今、何に注意して対応していけば良いでしょうか。

「まず、椅子に座る際の姿勢を考えましょう。首や肩のこり、腰痛などの症状を訴える女性で、座り方が原因の1つになっているケースがあります。例えばパソコンで作業する際に、無意識に背中を丸めて下の方にあるモニターを見る姿勢になっていませんか? そうなると両肩がいわゆる巻き肩と呼ばれる内旋状態になり、その姿勢がずっと続くと、首をひねる筋肉の胸鎖乳突筋、肩甲骨と肋骨を動かす小胸筋、体幹も常に緩んだ状態になってしまいます」