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今や“災害レベル”の熱中症 応急処置方法を覚えよう 重要なのは「F・I・R・E」

公開日:  /  更新日:

著者:弓削 桃代

応急処置で重要な4項目とは

 熱中症の疑いがある人に遭遇した時、どうしたら良いでしょうか? 三宅先生によると、4つのチェックポイントと4つの対応を実践して欲しいといいます。

 
○チェック1 症状はあるか?
 めまいや倦怠感、ふらつき、吐き気、高体温などの症状があるか確認を。

○チェック2 声をかけて反応があるか?
 声かけして意識があるかを確認します。意識があれば涼しい場所に避難させ、衣服をゆるめてあげましょう。意識がない場合は病院へ。

○チェック3 水分を自分で飲めるか?
 ペットボトルの水を、自分でキャップを開けてゴクゴクと飲めるか? むせることなく飲めるか? などがチェックポイント。これができない場合は病院へ連れていきましょう。

○チェック4 様子を見る
 1~3まで問題ない場合でも、そのまま20~30分ほど様子を見守りましょう。症状が改善してきたら自宅へ。あまり様子が変わらなかったら病院へ行った方が安心です。

 
 そして、大切な対応としては「F・I・R・E」の4つです。

Fluid:適切な水分補給
Icing:身体を冷やす
Rest:安静にする
Emergency:人を呼ぶ/119番

 適切な行動をするために、これらを覚えておきましょう。

(弓削 桃代)