仕事・人生
【私の家族】美しすぎる元バレーボール選手 同性のパートナーと“子どものよう”に育てる愛犬との生活
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甘えん坊でアピール上手 お世話の大変さよりかわいいが上に
ぼたんはペキニーズとトイプードルのミックスの“ペキプー”犬。白くてモコモコした姿が“ぼたん”って感じだなあ、と思って“ぼたん”という音の響きから名付けました。ぼたんはとにかく甘えん坊。私たちがごはんを食べていると私のところに来て、足元でずっとピョンピョンはねて「抱っこして」ってせがんでくるし、外から帰ると大騒ぎして迎えてくれます。そんな愛くるしい様子に、私もすぐにかわいく思うようになっちゃいました。
最初のしつけは大変でしたね。犬のしつけ教室に通って、無駄吠えのしつけや“伏せ”、“待て”などを教えてもらいました。今は、散歩帰りに汚れを洗ってドライヤーをかけるのが面倒と言えば面倒ですけど、“かわいい”が上回っていますね。
トレーニングしている私の背中に、彼女がぼたんを乗せて遊んだりもします(笑)。ワンちゃんにとっても、不安定なところに立ったり座ったりするのは、体幹が鍛えられていいらしいですよ。
私がパパ、彼女がママ “3人”で川の字に寝ることも
今ではぼたんは私と彼女にとって、本当に大きな存在になりました。実は彼女は子どもが欲しくて、私はあまり望まなくて……。子を持つ、持たないで意見が食い違い、難しくなっていた彼女と私の関係をぼたんが中和して和ませてくれました。
私と彼女が並んで座っていたら、ちゃっかり私と彼女の間に収まっていたり、朝、目が覚めたら、私と彼女の間で寝ていて“3人”で川の字になっていたり。私がパパ、彼女がママ、ぼたんが子どものような感じで、“3人”で1つの家族になっています。
うちから私の職場まで歩いて30分なので、散歩にちょうどいい距離。私の仕事終わりに、彼女とぼたんが散歩しながらお迎えに来てくれて、帰りは“3人”で一緒に歩いてうちに帰るのが日課。余裕がある時は、公園に寄ったりもします。
こんな時にささやかな幸せを感じ、ぼたんがうちに来てくれたことに感謝しています。仕事が忙しくてなかなか休みが取れないのですが、もし時間が取れたら、近場でいいので“3人”で長期の旅行に行くのが夢ですね。
1987年9月22日、東京・三鷹市生まれ。母親の影響で小2からバレーボールを始め、強豪・八王子実践中学・高校へ進学。リベロとして“春高バレー”で活躍し、2006年、高校を卒業しパイオニアレッドウィングス入団。“美しすぎるバレーボール選手”と注目された。2009年、チャレンジリーグの上尾メディックス移籍。2013年、引退。美尻トレーナーに。2017年、テレビ番組で同性愛を告白し、同性愛に対する理解を深めるべく活動中。
(中野 裕子)