健康・美

1日に何度もホットフラッシュが襲う! コロナ禍で症状が激化した更年期女性の悩み

著者:和栗 恵

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身体は疲れ果て… 精神的にも不安定に

 そうこうするうちにお盆休みが終わり、通勤客や学生たちが戻ってきた頃、佐栄子さんを強烈なホットフラッシュが襲いました。

「自分でもびっくりするほど、身体が熱くなって、汗が止まらなくなってしまったんです。これまでも通勤時にホットフラッシュが起こることはあったのですが、これまで以上に動悸が激しくなり、持っていたハンカチで汗が拭い切れないほど、ボタボタと汗が垂れてきて……。隣に座っていた男性には、まるで嫌なものでも見るような目をされてしまいました。もしかしたら、発熱しているのに電車に乗るなんて非常識だと思われたのかもしれません」

 こうした強いホットフラッシュが1日に何度も襲うようになり、体力的にも精神的にも疲れ果てたという佐栄子さん。お盆後も続く暑さのせいもあり、精神的にも相当不安定になってしまったのだそう。

「イライラどころか、ちょっとしたことでピリピリするようになってしまい、先日は会社の後輩をひどく叱り付けてしまったんです。彼女が泣いているのを見て、その瞬間にハッと我に返りました。彼女には何度も何度も謝罪をしましたが、自分だけでは心のバランスを取ることすら難しくなっていることに驚きました」

 今の佐栄子さんはただ、コロナ禍と更年期が1日でも早く過ぎ去ってくれることを祈るのみ。今後は医師のアドバイスを受けつつ、ホルモン剤投与の治療も始めることになっているそうです。

 すべてコロナ禍が原因ではないでしょうが、ストレスフルな生活は確実に更年期障害の症状を強めているようです。感染に気を付けながら、ストレスをきちんと発散できるよう、自分自身の生活を見直してみることが大切かもしれません。

(和栗 恵)