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買い物でストレス解消! 「地域共通クーポン」でお土産購入に燃える
ツアーにつきものの“お土産屋さん立ち寄り”も、普段なら「ここは行きたくないな」という場所もあると思うんですけど、普段の買い物の機会も減っているので「お買い物ができる」というだけでワクワクしました。旅行代金の最大15%相当額の「地域共通クーポン」が1人2000円分いただけたのも大きかった!
「地域共通クーポン」は旅行先で旅行の日しか使えないので、使わなきゃ損。どうしても、気持ちが前のめりになりますよね。バスで移動中も「あれを買おうかな、あれを買って帰らなきゃ」っていろいろ考えをめぐらせるのも楽しかったです。「地域共通クーポン」は添乗員さんが事前に用意してくれて、ツアーバスに乗るとすぐに配ってくれました。具体的にどの店で使えるのかについても、添乗員さんがちゃんと教えてくれたので、手間いらずでしたよ。
いざ、お土産屋さんに入っていろんな商品を見ていたら、あれもこれも欲しくなって、親戚や友人の顔を思い浮かべながら悩みました。結局、クーポンの2000円には収まらず、3480円も余計にお買い物をしちゃいました。後で考えたら「何でこれを買っちゃったんだろう」と思うものもあったりして(笑)。
でも、帰りのバスの中では気分がスカッとしていて「やっぱりストレスが溜まっていたんだな」と思いました。他の参加者の方々も同じ気持ちだったみたい。結構はしゃいで、「やっぱり買い物って楽しいね~!」って、両手いっぱいにお買い物をしている人もいましたね。
新型コロナ対策は文句なし ただし1人参加は寂しい思いも?
新型コロナ対策は行き届いていて、心配なことはありませんでした。まず朝は、ツアーバスに乗る時に添乗員さんが全員の検温をして、手に除菌スプレーをかけてくれました。除菌スプレーはトイレ休憩などの度に使いました。
車内では全員、マスクを着けたままでいなければいけませんでした。私はマスクがかなり嫌いな方だと思いますけど、車内はずっと換気をしているのでちょっと肌寒かったせいか、マスクをしていると少し温かく感じました。つらいとはまったく思いませんでしたね。座席は指定されていて、夫婦や友人と参加していた人は並んで座っていましたけど、私のような1人参加の人は隣に人がおらず、1人で2席使えたのでゆったりできました。
ただ、食事の時は、ちょっと残念でした。夫婦や友人と参加していた人は同じテーブルを囲んで食べていましたが、1人参加は1人1テーブルで、しかも向かい合わないように全員同じ方向を向いて食べなければいけませんでした。「知らない人と一緒に食べたくない」という人は気にならないでしょうが、私はちょっと味気なく感じました。人の背中を見ながらの食事って……仕方がないんですけどね。
そのせいで1人参加の人同士で話をする機会がなく、観光しながらちょっとしたおしゃべりをすることもできませんでした。コロナだから話をしない方がいいのかもしれませんけど……。
印象的だったのは、添乗員さんが最後に、「皆さん、勇気を出して一歩前に出たのですね! またぜひ参加してください!」と、とても晴れやかな声でおっしゃっていたこと。添乗員さんもずっとお仕事ができず、つらかったんだなと思いました。私もこんな小旅行でも自然に触れたりお買い物ができて気晴らしになったり、消費に貢献もできたのかな、と思うとうれしかったですね。想像していたよりお得感が強かったし、今度は紅葉見物に参加しようかなと思いました。
(中野 裕子)