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からだ・美容

コロナ禍に迎える冬 ウイルス感染が不安と感じる人が8割以上 睡眠の重要性は

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「現在の睡眠環境を改善したい」は8割超

50代以下の各世代では睡眠環境を改善したい人は8割超(写真はイメージ)【写真:写真AC】
50代以下の各世代では睡眠環境を改善したい人は8割超(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 そこで「冬に質の良い睡眠が取れているか」と尋ねたところ、「取れていない」と答えた人は61.6%という結果に上。年代別に見てみると、20代が50.5%、30代が65.5%、40代が63.5%、50代が68.5%、60代が60.0%という結果になり、「働き盛り」とされる30代から50代で睡眠がうまく取れていないと感じる人が多いことが分かりました。

「現在の睡眠環境を改善したいか」という質問では、「改善したい」が80.3%。ここでも年代別に見ると、30代(86.0%)が最も多く、次いで20代(82.5%)、40代(82.0%)と続いています。

 50代以上よりも、それ以下の比較的若い世代の方が睡眠に対する意識が高いのは、「遊びも仕事も充実させたい。そのためには睡眠をしっかり取って1日を健やかに過ごしたい」と考える人が多いからかもしれません。それに加え、体力のあった20代までと比較して、30代になり体力の低下を感じていることもあるでしょう。自身の体力についてじっくり考え始める年代だとも考えられます。

 さらに、冬になると寒さをしのぐために使用する暖房器具。この暖房器具に対して「睡眠時の不満点」を尋ねたところ、64.7%が「不満あり」と回答しました。暖房器具に対する睡眠時の不満と、質の良い睡眠が取れないことには関係性があるのかもしれません。

 また、「不満あり」と回答した人を対象に具体的な不満点を聞くと、「空気が乾燥する(59.0%)」という回答が1位に。次いで「起床時に喉のイガイガや疲労感を感じる(27.7%)」、「暖房の風が不快(18.9%)」と続いています。

冬の安眠 専門医が語るポイントとは?

 デロンギ・ジャパン株式会社が、睡眠専門医の坪田聡先生にアドバイスを求めたところ、質の良い睡眠のためには部屋の明るさ・温度・音・気流が重要とのこと。

 寝室は暗めで静かな場所にして、温度は16度が適温だそう。寒暖差があると寝つきが悪くなったり、布団から出た際に血圧か急上昇したりするため、寝室を暖めておくと良いそうです。また、体は睡眠時に受ける風をストレスと感じるそうです。

 冬はただでさえ乾燥する季節。暖房器具で寒さから逃れられるかもしれませんが、それと引き換えに空気が乾燥してしまうと、ウィルスの感染力が強まる恐れもあります。また、喉が乾燥したり肌が乾燥したりと、体の状態にも良くありません。

 今年の冬はこれまで以上に、寒さ対策・乾燥対策をしながら睡眠をしっかりと取り、免疫力を向上させてウィルスなどから体を守りたいですね。

(Hint-Pot編集部)