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コロナ禍で結婚式を中止し「キャンセル料で200万円」 カップルから悲痛な叫び
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新型コロナウイルスの感染が拡大した今年、たくさんのことを我慢したり、諦めたりした人が多かったのではないでしょうか。深刻な問題の1つとなったのは、結婚式への影響です。新郎新婦の家族ら高齢者の出席はリスクが高く、また同僚が顔を揃えることでクラスターが発生すれば、会社に大きな打撃を与える可能性もあるため、開催を断念したカップルも多かったよう。調査では、実に9割以上の新郎新婦が結婚式の中止・延期を決断していたことが分かりました。
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91.9%の新郎新婦が結婚式の延期・中止を決断
結婚式の引き出物通販サイト「ANCIE WEDDING」を展開する株式会社Colorsは2020年8月28日~10月12日、コロナ禍が結婚式に与えた影響についての調査を行いました。対象は同年3~8月に結婚式を予定していた新郎新婦と同4月以降に結婚式場を探す予定だった新郎新婦の計343組です。
まず、2020年3~8月に結婚式を予定していた新郎新婦に「結婚式を実施しましたか?」と聞くと、53.9%が「延期した」、38.0%は「キャンセルした」と回答しました。予定通り開催したのは、わずか8.1%。実に91.9%が延期、もしくは中止を余儀なくされたことが分かります。
しかも、延期を決めたカップルは、その後も難しい決断を迫られることに。新型コロナ感染拡大の終息が未だに見えない中、新たに設定した挙式予定日も開催にリスクがあるとしたら……?
「延期後の日程がコロナ終息前であった場合はどうしますか?」との設問では、84.3%が「再延期を検討する」と答えました。不安なく、万全の状態で結婚式を挙げられることを望んでいる新郎新婦が多いようです。
一方で、「工夫して実施する」は11.8%、「実施を諦める」という回答も3.9%ありました。いつまでこの状況が続くか分からないため、開催できるタイミングでやってしまいたい人もいる様子。急速に広まったオンライン結婚式なども選択肢に入っているのでしょうか。