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コロナ禍で結婚式を中止し「キャンセル料で200万円」 カップルから悲痛な叫び
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キャンセル費用の平均は67万7813円 200万円超の例も
また、結婚式の延期を決定した新郎新婦の約7割は、延期費用が無料だったそうです。“平常時”であれば、延期には手数料が発生することがほとんどですが、式場側が特別に対応したことが分かりました。
では、最高の晴れ舞台である結婚式をやむなく中止したカップルに、費用は戻ってきたのでしょうか。「キャンセル費用はかかりましたか?」という設問で「かからなかった」と答えたのは34.7%。式場側も厳しい状況とあって、残りの65.3%の人は多かれ少なかれお金を支払ったようです。
最も多かった回答は「50万1000円~100万円」の20.4%で、「100万1000円~200万円」も8.2%、「200万円以上」も2.0%と、50万円以上を費やした人が30%以上いました。キャンセル費用額の平均は67万7813円。結婚式を挙げられず、高額のキャンセル料も支払わなくてはならないという、泣くに泣けない状況になってしまった新郎新婦が多くいました。
結婚式を諦めた人たちの悲痛な声「立ち直るのに時間がかかった」
結婚式を延期した人たちの心境を問う設問では、「ショック」という文字が並んでいました。
【結婚式を延期した人の声】
・考えるだけで涙が出てきてしまい、周りから式はどうするの? と聞かれるのが苦痛以外の何物でもありません。
・(相手と)長く付き合ってきたのでコロナごときで結婚を遅らせたくなかった。「なぜ、今なんだろう……」とショックだった。
・正直すごくショックでした。招待状とかもすべて出して、みんな来てくれるという返事をくれていた直後だったので。
・式を挙げる日への思い入れもあったので、コロナの影響で理想の挙式日に挙げられなくなったことがショックです。
さらに、中止を決断した人たちは、結婚式を挙げられないばかりか、キャンセル料もかかってしまうという“ダブルパンチ”に見舞われ、やるせない思いを吐露しています。
【結婚式を中止した人の声】
・入籍をして結婚のイベントを楽しみにしていただけに、今回のキャンセルの決断は非常にショックが大きく、立ち直るのにも時間がかかりました。
・コロナ拡大の中で、来ていただく親族や医療関係等を考慮し、また不安な気持ちを抱えての結婚式は行いたくなかったので今回はキャンセルを決断しました。
・父親の病気の関係で、遅くとも今年の秋までには結婚式を挙げる必要が、年内にコロナウイルスが終息するとも考えられないため中止し、キャンセル費用で200万円支払いました。
・新型コロナウイルスの対応に関して、結婚式場への不信感が拭えないため中止した。
読んでいるこちらも心が痛むコメントの数々。コロナ禍そのものだけではなく、式場側の対応に不安を感じ、中止を決断したという人も。幸せの瞬間を味わうはずだったカップルにとっては、あまりにもつらい年になってしまったようです。これに負けず、どうか幸せな家庭を築いていただきたいものですね。
(Hint-Pot編集部)