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免疫が上がりやすい入浴法とは? 毎日浴槽に浸かる人は約4割 平均の入浴温度が最も高いのは「鳥取県」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

寒い地域で浴槽、温かい地域でシャワーが多い傾向

 次にチェックシートから離れ、秋冬の時期にどれくらいの頻度でお風呂に入っているか、浴槽に浸かる場合とシャワーのみの場合についてそれぞれ質問しました。

「浴槽に浸かる」と回答した人のうち「毎日」は43.9%、「シャワーのみ」と回答した人のうち「毎日」は25.8%でした。やはり秋冬はシャワーのみよりも浴槽に浸かる人の方が多いようです。

 都道府県別で見ると、「浴槽に浸かる」と回答した人のうち「毎日」と答えた人が最も多かったのは「宮城県(62.0%)」でした。次いで、「岐阜県」と「滋賀県」(ともに60.0%)、「山梨県」と「奈良県」「香川県」(以上すべて58.0%)と続きました。一方で「シャワーのみ」と回答した人のうち「毎日」と答えた人が最も多かったのは「沖縄県(72.0%)」で、2位以下は「宮崎県(40.0%)」「高知県」と「福岡県」(ともに36.0%)という結果に。

 早坂氏はこれについて「寒い地域で浴槽、温かい地域でシャワーが多い傾向にある」として、「シャワー派の多い県の方も、この冬だからこそ、ぜひ浴槽に浸かっていただきたいです」とコメントしています。またお風呂の温度については「40度でも意外としっかり温まる」のだそう。

入浴温度が最も高いのは鳥取県 入浴時間が最も長いのは茨城県

 では、浴槽派の人たちは実際に何度くらいのお湯に浸かっているのでしょうか。温度について尋ねてみると、全体で最も多かったのは「40度(32.9%)」でした。一方で、免疫が上がりにくいとされる42度以上のお湯に浸かっている人は合計で33.0%となりました。寒い時期には熱いお風呂に入ってしっかり温まりたい、と思う人も多いのかもしれません。

 都道府県では平均の入浴温度が最も高かったのは「鳥取県」の41.6度。2位以下は「奈良県(41.5度)」、「京都府」と「島根県」(ともに41.4度)、「新潟県(41.3度)」と続きました。実のところ、鳥取県は豪雪地帯。雪で冷えた身体を温めたい、と少し熱めのお風呂に入る人が多いようです。また、平均の入浴温度が最も低かったのは「宮崎県(39.8度)」でした。

 浴槽に浸かる時間について尋ねると、「10分以上20分未満(47.6%)」と答えた人が半数に迫る勢いでした。次いで「10分未満(25.6%)」「20分以上30分未満(11.7%)」と続いています。30分以上と答えた長風呂派も合計で15.1%と、一定数いることが分かりました。

 都道府県別で見ると、平均入浴時間が最も長かったのは「茨城県(21.1分)」、2位は「岩手県(20.0分)」。一方、最も短かったのは「高知県(10.7分)」で、地域によって入浴時間にも大きな差があることが明らかとなりました。

 ただし、入浴時間は長ければ長い方がいいというわけではないそうです。早坂氏によると「あまり長風呂だと、冬でものぼせ(入浴熱中症)の可能性があり、注意が必要」とのこと。冬の入浴では、気温差によるヒートショックが引き起こされる危険性もありますから、正しい入浴方法で心身の健康を維持できるようにしたいものですね。

(Hint-Pot編集部)