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マウンティングで「友やめ」した女性たち 決め付けや自虐風自慢にうんざり!
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突然けなされたのは、学歴コンプレックスのせい?
同じく関東在住のはすみさん(48歳・仮名)は、友人からマウンティングされた記憶を語ってくれました。それは高校3年の時のこと。同じ部活で家も近く何かと一緒にいた友人は専門学校へ。はすみさんは短大へ。それぞれの進路が決まり、卒業式を待つばかりでした。
「電話で入学式の準備の話をしていたら『私、はすみみたいに、変な大学に行くことにならなくてよかった~』って友人に言われたんです」
はすみさんが行った大学は、いわゆる有名校ではありませんが、長い歴史を持つ地元では名の知られた学校。「変な大学」と貶められるいわれはどこにもありません。
「友人は大学受験にすべて落ちて、結果的に専門学校に行くしかなかったので……悔しかったんじゃないですかね。あれってマウンティングだったんですよね!」
今となっては懐かしい思い出の1つだと語るはすみさんですが、その友人とは2人きりで会う必要を感じず、付かず離れずの距離を保っていました。そして、いつの間にか友情関係は自然消滅していたそうです。
勘弁して! 自虐交じりの自慢話「私なんてお金ないから」
「歯の矯正をしようと思っているのですが、友人に止められて……」と、厄介なマウンティングに困っている真っ最中だというのは、関東在住の朱里さん(38歳・仮名)。以前から歯並びが気になっていましたが、家庭の都合もあって矯正を受けずに今まで来てしまったといいます。
「他の治療に合わせて矯正することを歯科医から勧められ、前向きに検討していることを友人に話したんです。そうしたら『私なんてお金ないから矯正したことないけど、歯並びがきれいってよく言われるよ。すごくお金かかるんでしょ? 今さら無駄じゃない?』って、なぜか自慢交じりに止められてしまって……」
さらには「すごく痛いらしいよー」と、心が折れるようなことばかり言われてしまったのだとか。結局、友人にはそれきり相談していないそうですが、その後もしきりに矯正することに決めたのか尋ねてくるため、何も言わずに連絡先を消すことも視野に入れていると語ります。
マウンティング女子への対処法 一番良いのは?
4人の女性たちが遭遇した人たちのように、マウンティング女子にはさまざまなタイプがいるようです。
・「あなたは○○なタイプだからダメなんだよ~」と、勝手に決め付けを行うタイプ
・相手が求めてもいないのに、勝手にアドバイスをしてくるタイプ
・他人を下げることで自分を上げようと躍起になるタイプ
・「私なんて~」と自虐しつつ、最終的には自慢をするタイプ
上記は一例ですが、こうしたマウンティング女子を真っ向から受け止めてしまうのは、エネルギーや時間を無駄に消耗してしまうことも。「そうかもね~」と、右から左に受け流すのが一番だと筆者は考えます。ついでに、心の中で「マウンティングお疲れ様! 早く幸せになれるといいね!」と思っておけば、自然と溜飲が下がることでしょう。
(和栗 恵)