健康・美

つらい生理「女性同士でも理解し合えない」は8割超 「普通に生活しろと思われても無理」

著者:Hint-Pot編集部

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症状が「軽い」側の意見とは? 「不摂生がたたっている」

 一方で、症状が「軽い」側からはこう見えているようです。

 
「私自身が生理痛は軽い方なので、重い子の気持ちはやっぱり理解に限界があり、吐くほど体調が悪くなるという子は『ほんと?』ってちょっと思ってしまう」
「私は生理痛が人並みにある方だと思うが、多少、体調不良であっても薬の服用などで補い仕事をする。平気で生理休暇を取って当たり前のように休む人を見ると、ちょっと違うんじゃないかなと思う」
「自分は仕事に影響が出ないように、体調管理を頑張っているつもりなので、同僚が生理痛のひどさを訴えてきた時に、不摂生がたたっていると思ってしまった」

 
 症状が「軽い」に越したことはありませんが、それをそのまま他人にスライドさせると、ストレスの種になりかねません。他人の症状を治すことは不可能ですから、自身の心の持ち方を少し変えることで、円滑なコミュニケーションにつなげられるとも考えられます。自身が試している方法などを、押し付けない形で上手にアドバイスできるようになると、合わせて人望も高まるかも?

パートナーに求めることは? 「自分のことは自分でやってくれ」

 では、男性に対する思いはどうでしょうか。「男性は生理のことを理解していると思いますか?」と聞いてみると、「ほとんど理解していない(59.4%)」と「まったく理解していない(10.4%)」が合わせて7割近くに達しました。また、理解を求めるかとの設問では「はい」が86.3%に。

 具体的に「生理前や生理中にパートナーに求めること」としては、以下のようなコメントが寄せられました。

 
「とにかく寝かせてほしい。ほっといてほしい」
「自分のことは自分でやってくれ」
「子どもを風呂に入れてほしい」
「生理中のお出かけはできればやめたいから『出かけよう』と言わないでほしい」
「生理が重いことは病気だと理解してほしい。病気じゃないから普通に生活しろと思われても無理です」
「怠けているわけではないと理解してほしい」
「生理中は悲しくなったり、イライラしたりするので、寄り添って慰めてくれるとうれしいです。また、甘いものが食べたくなるのでおやつを買ってきてほしいです」

 
 積極的な慰めを求める人がいる一方で、とにかくそっとしておいてくれるだけでもいいという意見も。これも男性の“理解不足”が大きな原因と言えるでしょう。生理の時期は「女性の身体でとても大きな変化が起こっている」という事実を、まずはしっかりと認識することが必要といえます。

 さらに、「生理に関してギョッとしたエピソード」という設問でも、男性のとんでもない発言がいくつか挙げられていました。

 
「男の子に『生理は尿と同じように、じゃーって1回流れて終わりだと思っていた』と言われて驚きました」
「旦那が、CMの影響で生理は青い血が出ると思っていた」
「コロナ禍で体温を毎日提出しているが、男性上司から体温に波があることを指摘され、説明に苦慮した」

 
 確かにCMでは、生理用ナプキンに青い液体をかけるシーンがありますが……こんなことをパートナーから言われたら呆れ返ってしまいますよね。女性の側からすると、とても笑えない内容ばかり。女性同士でも「理解し合えない」との声が大多数ですが、男性にも分かってもらうにはかなりハードルが高いようです。

 ちなみに「(男女問わず)生理に関する教育は十分だと思いますか?」との設問では、「やや足りない(45.7%)」と「とても足りない(38.5%)」を合わせて8割超に。「生理」についてのしっかりとした教育があれば、少なくとも現状よりは男性の理解は深まるかもしれません。

 誰もが正確な知識を持てば、対応もまた違ったものになると考えられます。症状が重い女性に一方的な我慢を強いるのではなく、社会全体で積極的に解決すべき問題であることは間違いないでしょう。

(Hint-Pot編集部)