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基本的な予防策はすっかり定着? イベント&レジャーの感染症対策で最も不安は「密」

著者:Hint-Pot編集部

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さまざまな感染対策を行いながら運営中のイベントは多い(写真はイメージ)【写真:写真AC】
さまざまな感染対策を行いながら運営中のイベントは多い(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 コロナ禍で変化したものといえば、映画やコンサート、旅行などのイベント&レジャーの形態。一部はオンラインでの開催もさまざまに充実してきましたが、やはりリアルでの体験を求める人が多いでしょう。そこで気になるのは、主催側の感染症対策。利用者側はどこを気にしているのか、リアル系イベント・レジャーの感染症対策についての調査から、その現状と実態が見えてきました。

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“ソーシャルディスタンシングの考え方”は人によって差?

 日本リサーチセンターは2020年10月、首都圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)在住の15~79歳の男女1640人を対象に「リアル系イベント・レジャーの“withコロナ”対策」に関するアンケート調査を実施しました。

 このテーマは、公募型自主調査企画として調査の要望が多く寄せられていたそう。ビジネスはもちろん、自治体や学校、結婚式など“人が集まる”機会は多いもの。開催規模の大小を問わず主催側になる機会もゼロではないため、要望が多かったとも考えられます。

 まず、緊急事態宣言解除後に参加したイベント・レジャーについて聞いてみると、「旅行・観光(13.9%)」「映画館での映画鑑賞(12.3%)」「オンラインでのコンサート・フェス・ライブ(9.5%)」「オンラインでのスポーツ観戦(9.1%)」が挙げられました。リアル系イベント・レジャーに参加した人(32.1%=501人)は、オンライン系(26.8%)よりも多くなっています。

 そこで、リアル系イベント・レジャーに参加したと答えた501人に、感染症対策で安心できた点や十分対策ができていると感じた点を尋ねました。以下のトップ3はいずれも6割近い支持を集めています。

 
1位「来場者の検温や健康チェック(感染者の来場を防ぐ対策)」(59.5%)
2位「手指消毒液の設置等による接触感染防止」(58.5%)
3位「運営スタッフ側のマスクやフェイスシールド着用等による飛沫感染防止」(57.5%)

 
 イベント・レジャー分野以外でも導入されている対策であり、開始当初は戸惑いを覚えた人も多かったでしょう。しかし、いつの間にか“基本の予防策”となり、必須と考える人が増えた現状は、予防意識の確実な定着を示しているといえます。また、不可欠と思う対策については以下の通りです。

 
1位「人と人との間隔の確保(着席位置など)」(3.3%)
2位「手指消毒液の設置などによる接触感染防止」(40.1%)
3位「定員制限などによる密集防止」(39.9%)

 
 一方で、不安や危険を感じた点・対策が不足していると感じた点では、上位からいずれも10%台になっています。

 
1位「人と人との間隔の確保(着席位置など)」(15.0%)
2位「入退場時の殺到・密集防止のための整列」(13.0%)
3位「飲食や大声などを禁止・制限するなどによる飛沫拡散防止」(11.8%)
4位「定員制限などによる密集防止」(11.0%)

 
 1位の「人と人との間隔の確保(着席位置など)」は「安心できた点」での4位(53.1%)、4位の「定員制限などによる密集防止」は同5位(51.1%)に入っています。この理由としては、イベントによる対策の違いや、どの程度の距離や密集度に不安を感じるかという“ソーシャルディスタンシングの考え方”が人によって違うことが考えられるでしょう。