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歯科医師が考える「歯ブラシ交換ペースの正解」とは? 歯周病予防には除菌が効果的
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「除菌」の観点で考えればもっと徹底が必要?
洗浄といっても、細菌までしっかり落とせるわけではありません。一歩進めると「除菌」になります。「そこまで必要?」と思う気持ちもありますが、歯科医師の意見は明快です。「歯ブラシの除菌は必要ですか?」と尋ねたところ、何と「はい(92.5%)」が9割超となりました。
では、なぜ必要なのか? 歯ブラシの除菌で得られる効果は、1位が「歯周病予防・改善(61.0%)」、2位が「虫歯予防(50.1%)」、3位が「口臭予防・改善(40.8%)」という結果になりました。また、自由回答では以下の声が寄せられています。
「除菌することで菌を死滅させることができるので、歯周病の予防はかなり期待できると思う」(30代/男性/広島県)
「除菌することで、口腔内の除菌ができて虫歯ができにくくなる」(30代・女性/京都府)
「歯磨きによる歯の除菌効果を高める」(40代・男性/愛知県)
「歯周病の予防から認知症予防」(40代・男性/広島県)
「歯磨きをした後のブラシには虫歯菌が付着しているので、しっかり除菌しないと、再び菌を歯茎に植え付けることになるから」(50代・男性/東京都)
どうやら、あらゆる面で効果があるようです。そこで、歯ブラシ除菌法のおすすめとNGを尋ねました。
【おすすめの除菌法】
1位「歯ブラシ用除菌薬の使用(39.9%)」
2位「紫外線を当てる(34.7%)」
3位「歯ブラシ用除菌器の使用(24.9%)」
【NGの除菌法】
1位「除菌・漂白剤の使用(23.8%)」
2位「入れ歯用洗浄薬の使用(22.6%)」
3位「アルコールの使用(20.1%)」
除菌剤と漂白剤は本来、口の中に入れる用途ではありません。このため、使用NGであることは分かる一方、入れ歯用なら同じ口の中に使う道具なので大丈夫そうな気も。
けれど、ここでも歯科医師のコメントは明快です。「入れ歯用と基本的に違う(50代・男性/北海道)」「入れ歯用洗浄剤は、入れ歯専用(40代・女性/群馬県)」とのこと。また、アルコールに関しても「アルコールで変質するから(40代・男性/兵庫県)」や「アルコール洗浄では除菌し切れない(50代・男性/富山県)」といった理由があるそうです。
新型コロナウイルス感染症の流行でおうち時間が増え、自身の健康に気を使うようになった人は多いでしょう。せっかく巷で「除菌」の意識が根付いているのですから、歯ブラシにも当てはめてみるといいのかもしれませんね。丈夫な歯でいつまでもおいしく食事できるように、今日から早速心がけてみてはいかがでしょう。
(Hint-Pot編集部)