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猫はやっぱり猫じゃらし? イケメンキックボクサー愛猫3匹が首ったけのおもちゃとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 直子

電動で魚がピチピチ動くおもちゃは「ヒメとレオンは警戒している感じ」

遊び疲れて眠る仲良し姉妹のルナちゃん(奥)とヒメちゃん(手前)【写真提供:小笠原瑛作】
遊び疲れて眠る仲良し姉妹のルナちゃん(奥)とヒメちゃん(手前)【写真提供:小笠原瑛作】

 そんなレオンくんが今ではまったく反応しなくなったのが、大好きな猫も多い「レーザーポインター」です。どうやらそれも、年の功のようで……。

「最初は3匹とも『あれ?』って感じで食い付いてきたんですけど、レオンは年齢的にも『これは光だ』って分かっちゃったみたい。クールなヒメも、ちょっと追いかけてみたものの『何か違う……』って追いかけなくなっちゃって。今でも追いかけているのは、一番下のルナ。まだ子どもだから、おもちゃには何でも反応しますね」

 電動で魚がピチピチ動くおもちゃに食い付くのもルナちゃん。「ヒメとレオンは逆に警戒している感じ」なのにもかかわらず、ルナちゃんは喜んで噛み付きにいくそうです。

 そして、ルナちゃんが何よりも大好きなおもちゃといえば、以前にもご紹介した針金モールです。細い針金の周りにフワフワと毛が巻き付いている、工作でもおなじみの“モール”が大のお気に入り。

「モールを投げたら必ずくわえて持ち帰ってきて『もう1度投げて~!』っておねだりします。ルナはモールが好きすぎて、しまってある引き出しが少しでも開いているとそこから束を出してきて、気が付いたらボロボロになるまで噛んでることもあるくらい。なので、注意しています」

小笠原家オリジナルのおもちゃは…お父さんお手製の「毛玉ボール」

 ツンデレ女子のヒメちゃんは、ゴム紐に付いたネズミのおもちゃがお気に入りということですが、もう1つ、よく遊んでいるのが小笠原家オリジナルの「毛玉ボール」です。

「お父さんがブラッシングして抜けた毛を丸めて、毛玉ボールを作るんです。実はうちのお父さん、フルーツカービングが得意で手先が器用なので、猫の抜けた毛でササッとフェルトボールみたいなおもちゃを作るんですよ。それを転がすと、3匹とも勢いよく追いかけますね。みんなお気に入りのオリジナルおもちゃです」

 今でこそ、個性豊かな3匹の猫たちで賑やかな小笠原家ですが、一昨年にヒメちゃん、昨年にルナちゃんがやってくるまで、レオンくんは10年以上“おひとり様”で過ごしてきました。元気いっぱいな女子たちに気圧されることもあるレオンくんですが、こんな変化もあったとか。

「ヒメとルナはじゃれ合って遊ぶことが多いんですけど、たまにレオンも巻き込まれるんですよ。下の2匹が来てから、レオンは元気になったし、太りすぎていたのが少し痩せましたね。2匹のおかげで運動量が増えていると思うんです。僕たちもレオンが子どもの頃はよく遊んであげていたけど、年々かまってあげる時間が減っちゃって。でも、ごはんはしっかり食べるから太り気味だったんです。でも、ヒメとルナが来て、2匹がレオンを追いかけたら、レオンが2匹を追いかけたり。おかげで健康状態が良くなったので、本当に良かったと思います」

 猫同士がじゃれ合って遊んでくれるのは、多頭飼いの利点の1つ。小笠原家の3匹にとって、何よりも大好きな“おもちゃ”はお互いなのかもしれません。

(Hint-Pot編集部・佐藤 直子)