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コロナ禍で夫婦・家族は変化? 多様性を求める声も 「死ぬまで誰かと一緒に生活するなんて…」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

多様化する価値観 「もっと」を求める声と危機感を覚える声

 フリーコメントでも、夫婦・家族をもっと自由に考えたいとする意見がありました。(括弧内は年代・お子さんの数)。

「それぞれ本人が良ければ共働きでも、そうでなくても、別姓でも、子どもがいてもいなくても、事実婚でも、すべてが普通になり、多様性が認められる社会になると良い」(40代・2人以上)
「夫婦だから必ずしも寝食をともにしないといけないとは思わない。別世帯としても必要な時に一番の理解者でいればいいと思う」(40代・2人以上)
「家族とはそもそも生活をともにするものという概念が変わっていけば良いと思う。死ぬまで誰かと一緒に生活するなんて、そんな契約、長すぎる」(50代・2人以上)

 
 また、ジェンダーに縛られがちな夫婦・家族関係に対する意見も。

「主夫もあって良いと思う」(50代・1人)
「『家事は女性の仕事』的な考え方はもうナンセンス。男女ともに幼少期から当たり前のように分担するべし。そのためには、男性や父親に限らず、女性や母親の考え方も変えないとダメだと思う」(50代・人以上)
「主婦、主夫という職業がなくなると良いと思います」(50代・いない)

 
 一方で、多様化する価値観に危機感を覚える声もあります。

「価値観の多様化が進みすぎていて、人として大切なことが失われていると思う。人は1人では生きていけないのだから、もっとみんなが昔みたいに譲り合って暮らす必要があると思う」(50代・いない)
「価値観の多様化は必ずしも良いこととは思いません。むしろこれからは、古き良き日本に回帰することが重要だと考えます」(40代・1人)

 
 もちろん、夫婦や家族の絆を重要視する声も根強いものでした。

「ともに生活をし、年齢を重ねる身内がいることの価値が高まると思う」(50代・2人以上)
「夫婦二人三脚で頑張らないとと思う。助け合いが大事だと思います」(40代・2人以上)
「家族の絆を一層大事にしなくてはならない」(40代・いない)
「やはり家族は一緒に暮らしてこそ家族なのではないでしょうか。単身赴任になり気付きましたが、離れて暮らしていると、何のための家族? と疑問に思います」(40代・2人以上)

 
 さらに、コロナ禍だからこその状況についてもさまざまな声が。

「家族はもうコロナの影響でおかしくなっているので、どうにかしてほしい」(30代・2人以上)
「家族のあり方は今まで通りで良いと思います。しかし企業側はオンラインでできる業務を少しずつ増やして、転居を伴う転勤はなくすようにしてほしいと思います。転勤による家族の犠牲はものすごいです」(40代・2人以上)
「在宅勤務が増えればより夫婦で子育てする時間が増え、男性の子育て意識が強まり良いと思う」(40代・1人)

 
 コロナ禍で夫婦や家族のあり方を改めて考えた人も多いと思います。時代の変化に伴い、夫婦や家族の形が変わっていくのは自然なことですが、そもそも「夫婦・家族とは何なのか?」という本質を見極めることが重要になるのかもしれません。考え方や結論は人それぞれですが、お互いを尊重し合える関係を築いていきたいものですね。

(Hint-Pot編集部)