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不倫と浮気にコロナ禍は無関係? 「する人は何かと理由をつけて外出」 調査のプロが見た現状

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 佑輔

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「リッツ横浜探偵社」の山村佳子代表【撮影:佐藤佑輔】
「リッツ横浜探偵社」の山村佳子代表【撮影:佐藤佑輔】

 新型コロナウイルスの感染拡大で生活様式が一変した今年。3密回避が盛んに叫ばれる中、ほとんどの人は他人と会う機会が減っているでしょう。ただ、そこで少し気になるのが「密かに愛し合う」男女の関係。この状況下でも“密会”を続けているのか、それとも? また、普段は驚くほどの重装備で調査を行っている側に影響は? そこで「不倫・浮気」の内容やその調査にどのような変化が生じているのか、不倫・浮気調査のエキスパートに現状をお聞きしました。

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依頼数は増減なしでも調査の方法などに変化が

 取材に応じていただいたのは、浮気調査のエキスパートである「リッツ横浜探偵社」の山村佳子代表。飲食業や観光業など、多くの業界に甚大な影響を及ぼしているコロナ禍だが、山村代表によると、調査の数にはあまり影響していないという。

「増えても減ってもいない、というのが率直な感想ですね。当社は業界内でも規模が小さい方ですが、相談は月30~50件。緊急事態宣言下でも、浮気をする人は何かと理由をつけて外へ出るんですよ。『うちの会社はテレワークできないんだ』というのが典型的な常套句で、出社したふりをして相手と密会する。職場不倫では浮気相手の家からテレワークして、背景の映像で職場バレするケースもありました」

 大変になったのはむしろ調査する側だ。同社では米軍使用の赤外線暗視スコープや数百倍の倍率を誇る望遠レンズなど、最新の高額な撮影機材を惜しげもなく盗撮仕様に“改造”。10人の調査員は全員この道10年以上のベテランで、その改造技術と確かな尾行力で同業他社と一線を画しているが、それでもマスクの習慣は調査の難易度を一気に押し上げたという。

「尾行がばれにくくなったと思われるかもしれませんが、調査員は元々尾行のプロなので、恩恵はほとんどありません。むしろ対象を特定しづらく、別人を追ってしまうリスクがある。事前に何度も本人チェックを重ね、歩き方の癖で判断しています。証拠写真を押さえるのも、素顔が分かるのは食事の場のみ。そこからホテルまで、一連の流れをセットで押さえる必要があります」

 マスクによって顔を隠せる状況は、追う側も追われる側も同じ。どうやらプロは、コロナ禍でより熟練した技術を求められているようだ。

浮気調査の依頼は年々増加 現在は男女半々

 一方で、コロナ禍とは関係なく、浮気調査の依頼は年々増えているという。近年の傾向はどういったものなのか。

「最近は男性からの相談が増えていますね。以前は女性の相談が圧倒的に多く、男性からは2割程度だったのですが、今はだいたい半々くらい。もちろん浮気なので褒められたことではありませんが、あえて前向きにとらえれば女性が時間的、精神的に自由な時代になったということかもしれません」

 また、最近の“トレンド”として高齢化があるという。少子高齢化傾向を考えれば、この先はトレンドではなくジャンルとして固定化する可能性もあるかもしれない。

「80代の老人同士で、普段は公園やゲートボールに行く仲なのが、たまにラブホテルに行ったり。調査中に高齢で亡くなられる方もいます」

 また、パパ活やマッチングアプリでの出会いが増えた傾向を受け、依頼内容も多様化。コロナ禍で風俗店が営業停止となり、従業員がマッチングアプリで個人営業をかけるケースも増えているそうだ。コロナ禍を受けて、女性相談者には「このご時世で風俗に行かれるくらいなら、会社の人と本気になられた方がよっぽどマシ」との声も多いという。