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不倫と浮気にコロナ禍は無関係? 「する人は何かと理由をつけて外出」 調査のプロが見た現状
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年末にかけては証拠を掴む調査日が立て込む“書き入れ時”
では、浮気をする人物にはどんな特徴や傾向があるのか。一般的に考えると、不誠実で嘘つきといったマイナスの特徴が思い浮かぶが、山村代表によると、意外にも努力家や明るく親切な人が多いという。
「7股していたヒモの男性がいましたが、7人全員に気持ち良くお金を使わせるために並々ならぬ努力をしていて、これなら働いた方がよっぽど楽だろうなと思いました。とにかくまめで明るく社交的な人や、道を聞かれたらすごく丁寧に教えてあげたり、お年寄りに席を譲ったりと親切な方が多い印象です。職種では経済的に余裕のある方が多いですね」
となると、気付くきっかけは“浮気された側の勘”によるものが大きくなりそうだ。山村代表によると、これから年末にかけては、浮気の証拠を掴む調査日が立て込む“書き入れ時”。忘年会シーズンで家を空けやすいこともあるが、年末年始は浮気する側も家庭に戻るため、その前に浮気相手と会っておく場合が多いという。
こうした機会に浮気された側の勘が働いたり、疑惑が見えてきたりした場合は、一体どうすれば良いのだろう。すでに発覚して悩んでいる人や相談を迷っている人にも、山村代表は最初のカウンセリングを勧める。
「当社の場合はまず、相手とどうなりたいのかをお聞きします。離婚したいのか、慰謝料が欲しいのか、それともただ浮気をやめてほしいのか。当社では関係修復目的の調査にも力を入れていて、結果的に6割くらいは浮気をやめさせて元の関係に戻っています」
この要望によっても、調査の内容が若干変わるそうだ。また、依頼する側の気持ちで考えると、ある程度の“ゴール”を決めて他人と共有しておくことで、感情のアップダウンが少しは防げるかも?
「浮気は人に相談しづらい問題ですが、浮気問題こそ1人で抱えるには大きすぎるもの。疑っていても証拠がないと不利ですし、浮気しているパートナーと浮気相手に2対1で挑むのは無謀です。まずは相談して、頼っていただけたらと思います。今、浮気をされている状態から、最後には逆転勝ちへと導きたいのです」
依頼内容、調査技術、そして解決策。時代とともに浮気事情が多様化していく中、浮気調査も柔軟に変化している。だが、“浮気された側”が抱える苦悩だけは、いつの時代も不変だ。
(Hint-Pot編集部・佐藤 佑輔)