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俳優として“かなり熱い”北川景子 『約束のネバーランド』で漫画実写化に再トライも感じていた不安とは?

著者:関口 裕子

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『約束のネバーランド』 2020年12月18日 全国東宝系にてロードショー (C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社 (C)2020 映画「約束のネバーランド」製作委員会
『約束のネバーランド』 2020年12月18日 全国東宝系にてロードショー (C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社 (C)2020 映画「約束のネバーランド」製作委員会

「端正な顔立ち」という表現がぴったりの北川景子さん。美しすぎてクールなイメージもありますが、俳優としての活動を見ると実はかなり意欲的であることがわかります。また「セーラームーン」シリーズの実写ドラマで俳優デビューという経歴からか、二次元作品の実写化に対する難しさも真正面から考え、自分なりの答えを掴みながら歩んで来ているようです。そんな北川さんがこのほど挑戦したのは、大人気コミック『約束のネバーランド』の実写化。これまでのキャリアをもっていかに演じたのか? 映画ジャーナリストの関口裕子さんに解説していただきました。

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ジャンルや役どころを問わず 興味を持った作品に果敢に挑戦

 ルックスからはクールビューティな印象を受ける北川景子だが、俳優としての彼女にはかなり熱い印象がある。森田芳光監督の『間宮兄弟』(2006)のオーディションを受けて映画デビュー。間宮兄弟と仲良くなる本間姉妹の片割れ、高校生の妹を演じた。当時大学生であった北川は、商学部でマーケティングを学んでいたようで、“森田組”で映画女優への経験を積みながら、製作サイドの動きにも目を配っていた。

 同年公開されたハリウッドの人気シリーズ『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)もオーディションで役を得た。そこでモチベーション高く役に臨むハリウッドの若手俳優たちの洗礼を受けたことも、彼女の俳優人生に大きな影響を与えているだろう。

 主演、ヒロイン、脇役、文芸、キラキラ、コメディ選ばず、興味を持った作品には果敢に挑むスタンス。一方、消化しきれない部分を抱えた作品に関しては石橋を叩く。そんな彼女の背を押す1つは、『間宮兄弟』以降も大小さまざまな役で作品に出演してきた森田芳光監督の、「自然体でいること」というアドバイスなのだという。

 そんな北川の最新作となる『約束のネバーランド』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた大人気コミックの実写化作品。演じるのは、子どもたちが幸せに暮らす楽園のような孤児院「グレイス=フィールドハウス」で子どもたちから“ママ”と呼ばれ慕われるイザベラだ。

 広大な敷地を持つ孤児院で暮らす孤児たちは、母親代わりのママとともに、里親に引き取られる年齢になるまで精神的なストレスをためることなく遊び、学び、成長していく。しかし、子どもたちが生きて門の外に出ることはなかった。彼らは鬼に献上されるために飼育されていた食用児だったのだ。