Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

漫画

「一日何してたの?」はNGワード 子育てママの一日を描いたイラストに共感の声 「泣きそうになりました」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「お互いの立場を想像」することが大切 監視カメラのような視点で

Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。

「夫は普段から家事育児にとても協力的なのですが、たまたま帰宅時に機嫌が悪かった日がありました。その時に言われた『一日中家にいたのに、洗濯物まだたたんでないの? 何してたの?』という言葉がショックで。その時の気持ちをイラストにしました」


Q.この漫画はどんな人に読んでほしいですか?

「『専業主婦のママって普段何しているんだろう?』と疑問に思っていらっしゃる方に普段の日常をお伝えしたく、描きました。私も以前は正社員でしたので、夫が毎日外で頑張ってくれていることは理解していますし、夫を責めたくて描いたわけではありません。個人的には、仕事をしている方が偉いとか、家事育児している方が偉いとか、『どっちが』偉いとか大変とかないと思うんです」

「仕事には家族を支えていくプレッシャー、育児には目を離したら死んでしまうかもしれない命を守るプレッシャーがそれぞれあります。お互いの立場を想像しながら、思いやりを持つことが大事だと思います。でも、想像するにはまず知識が必要です。視覚的に分かりやすくできないかな、と思い監視カメラのような視点で描きました」


Q.心に残った感想を教えてください。

「『毎日台風が来ているのと一緒』とおっしゃっていた方が、例えが的確すぎて一番心に残りました(笑)。思ったよりたくさんの方から共感をいただけて本当にうれしかったです。男性の方から、『これからは男女関係なく協力してやっていく時代ですね』と仰おっしゃっていただけたのも心強かったです」


Q.普段は、インスタグラム(mimiwamama)を中心に、台湾の生活や国際結婚、バイリンガル育児について漫画を描いている、みみママさん。台湾での子育て事情について教えてください。

「台湾の方は子育てにとても寛容だと感じます。外で少し騒いでも優しく見守ってくれたり、市場に買い物に行くとお菓子や果物、おもちゃまでいただいたり……。電車でも一度に複数の方から席を譲っていただいたことがあり、本当に子育てがしやすい環境です」

「ただ、幼稚園から毎週宿題があることにびっくりしています。学習環境は日本に比べると厳しいと思いますね。また、『なぜこのイラストの中の子たちは学校に行っていないのか?』というコメントをいただきましたが、台湾の私立幼稚園は大学並みに学費が高いところもあり、幼稚園には行かず、小学校から通うという子どもたちもたくさんいます。日本とは少し違いますね」


 日本と台湾では幼児教育や子育てを取り巻く環境が異なるようですが、子育ての大変さは間違いなく同じです。また、パートナーの配慮も同じでしょう。お互いの立場を想像して労り合っていくことこそ、家庭円満の秘訣ですね。

(Hint-Pot編集部)