漫画
産後1か月で夫婦間に亀裂…夫と真正面から向き合った漫画が話題に 「思いを口で伝えるの大事」
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妊娠中から子どもの存在を体で感じ、愛情を育んでいく女性に対し、妻を介して子どもを感じ、生まれてからようやく触れ合うことのできる男性。誕生までのプロセスが男女で違うため、“親になる”ということへの意識がずれたり、育児への温度差が夫婦間で生まれたりしてしまうことがあるようです。産後1か月で、夫とのすれ違いを感じた女性が描いたエッセイ漫画が話題になっています。ブログ「おみきの日記」やインスタグラム(omiki81)で発表している、夫婦の日常を描いたコミックエッセイが人気の作者、おみき(@omiki)さんに話を聞きました。
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どこか「他人事」のような夫にモヤモヤ 涙が止まらない状態に
お付き合い歴8か月のスピード婚をしたおみきさんは、2020年8月に第1子を出産。コロナ禍での入院だったため、1人の陣痛室で寂しくないよう手紙をしたためてくれるような優しい夫でしたが、夫婦間に亀裂が生じたのは出産後間もなくでした。
実家に里帰りし、両親からのサポートを受けつつも、産後1か月で分かった育児の過酷さ。夫は毎日、仕事帰りにおみきさんたちに会いにきて、沐浴やミルクをあげるなどしてくれて、最初はそれがとてもうれしかったといいます。
しかし、会話の端々や休日の予定から、夫が娘の誕生をどこか「他人事のよう」に接していると感じ始めました。モヤモヤが次第に大きく膨らんだおみきさんは涙が止まらず、「いつか夫を嫌いになってしまうのではないか」という懸念まで生まれてしまいます。
そこでおみきさんは、自分の素直な気持ちから逃げず、夫と真正面から向き合うことを決めます。こうして行った夫婦での話し合いで、夫はおみきさんの気持ちを知り「ぼくは父親になったつもりでいた」と真摯に受け止めてくれました。
漫画は多くの共感を呼び、「私も旦那さん大好きで何とか擦り合わせたくて、何度か心の内を聞いてもらってました」「素敵なお話でほっこりしました!!」「思いを口で伝えるの、大事ですよね」など、たくさんのコメントが寄せられました。