Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ライフスタイル

お金をかけずにおしゃれな“おうちクリスマス” LA在住ナチュラリストがテーブルコーディネート術を伝授

公開日:  /  更新日:

著者:中塚 真希子

カトラリーはメニューを書いた色画用紙で包んでも◎

紙ナプキンとカトラリーを色画用紙のメニュー表でくるむと、お店風に。どこかに赤を差せばよりクリスマス感がアップ【写真:小田島勢子】
紙ナプキンとカトラリーを色画用紙のメニュー表でくるむと、お店風に。どこかに赤を差せばよりクリスマス感がアップ【写真:小田島勢子】

 お皿やカトラリーのコーディネートにも、植物たちは大活躍してくれるそう。採取する時は車の通行量が多い場所などを避け、形が崩れない程度に水で洗ってから使っているそうです。

「私の場合は、お皿に置いたナプキンの上に、クリスマスをイメージさせる緑と赤の葉っぱをポンと置いてみました。これだけでもクリスマス感がアップします」

○カトラリーや食器選びのポイント

1、大小2枚のお皿を重ねる
「真っ白なお皿の場合は、間にカラーナプキンを挟んだり、小さいお皿をカラーのついたものにすると、コントラストが美しいと思います」

2、ちょっとしたお品書き・メニューを食卓に添える
「デザインフレームのスタンプを押した色画用紙に、筆記体の英語でディナーメニューを書いてみました。カトラリーとナプキンを紙でくるっと一緒に包めば、おもてなしの時にも使えるかわいいカトラリーセットになります」

枯れ枝や松ぼっくりでナチュラルなクリスマスインテリアを製作

拾ってきた枯れ枝にチョコレートやオーナメントを装飾【写真:小田島勢子】
拾ってきた枯れ枝にチョコレートやオーナメントを装飾【写真:小田島勢子】

 最後に、お部屋のインテリアでもクリスマスの雰囲気を盛り上げるアイデア。クリスマスツリーやリースはもちろんですが、小田島家には他にも、植物を使ったクリスマスグッズがあるのだそう。

「例えば、拾ってきた枯れ枝にチョコレートをオーナメント代わりに飾ってもおしゃれ。後で食べられるし一石二鳥です! ちなみに、一緒に飾ってある木製のオーナメントは、何年か前に夫がドイツ出張へ行った際、クリスマスマーケットで買ってきてくれたもの。自然素材同士なので枝とも好相性。ナチュラルな雰囲気で、気に入っています」

 また、松ぼっくりもクリスマスグッズにぴったり。勢子さんは普段から、松ぼっくりをアロマディフューザー代わりに使っています。

○松ぼっくりのアロマディフューザーの作り方

1、松ぼっくりをかさが閉じるまで水に浸す
2、松ぼっくりのかさの間に、お好みのアロマオイルを垂らす

「松ぼっくりは乾くとかさが開くので、それまでの間、ゆっくり香りを楽しめるんです。おまけに松ぼっくりは朽ちるまで時間がかかるので、何年も使えます! 私が今使っているのもたぶん、4~5年ものですから(笑)」

 乾燥が気になる冬にもってこいですね。モミの木の香りと似ている「松の香り」のオイルを垂らせば、嗅ぐだけでウキウキとクリスマス気分が盛り上がるディフューザーに早変わりします。また、アロマオイルがおうちにない場合は、お気に入りの香水でもOK!

「松ぼっくりが近場に落ちていないという方は、お花屋さんに置かれていたりするので、探してみるといいかもしれません」

 この松ぼっくりディフューザー、食卓周りやリビングはもちろん、玄関やトイレに置くのもおすすめなのだとか。

「今年はなかなか、お客様をおもてなしするのも難しいと思いますが……。誰かいらっしゃった時に、見た目や味だけでなく、香りでもおもてなしができたら、素敵ですよね」

 枯れ枝や松ぼっくりなど、子どもと楽しみながら手軽に手に入る材料で、素敵なホームクリスマスは叶うもの。読者の皆さんもいろいろなアイデアを練って、素敵なホリデーをお過ごしくださいね。

◇小田島勢子(おだしま・せいこ)
「Hint-Pot」の連載でも大人気の、米ロサンゼルス在住ナチュラリスト。結婚を機に南カリフォルニア州へ移住、現在はロサンゼルス郊外で夫と3人の娘たちとともに、自然に囲まれた生活を送る。調理師としての資格や経験を活かし、食のアドバイザー・ライフスタイルコーディネーターとして活躍。日米のプロスポーツ選手やアクション俳優の身体作りアドバイザーも務める。他にも発酵食品作りの講師、創作料理のケータリングなど、その活動は多分野にわたっている。
https://hint-pot.jp/archives/column_type/seiko-odashima

(中塚 真希子)