手を取る瞬間はいつも恋の温度が急上昇！

○『美女と野獣』（1991）ベルと野獣の舞踏会シーン

　ベルの気を惹こうとする不器用な野獣の姿は今見るとやけにかわいく、ベルとのやりとりにもニヤニヤ。やっと距離が縮まり、初めてディナーをともにした後に描かれる2人きりの舞踏会のシーンは、楽曲がさらに気持ちを盛り上げるドラマチックなシーンです。ディナー＆舞踏会前に「うまくやれるかな……」なんてウダウダ考える野獣にも注目を（ダンスしながらのドヤ顔も！）。また、2022年には実写版『美女と野獣』のスピンオフとして、ガストン＆ル・フウが登場する前日譚もディズニープラスで配信予定。アニメ＆実写版併せて予習してみるのも◎。

　
○『アラジン』（1992）魔法の絨毯でのデートシーン

　魔法の絨毯の上から「僕を信じろ！」と手を差し伸べるアラジンには、毎回ドキッとしてしまう。自分にもこんな風に忙しい毎日から連れ出してくれる人がいたら……なんて思う人も少なくないはず。王女であるジャスミンを自由な空の旅へと誘うアラジン。身分の違う2人の信頼度が伝わってくる魔法の絨毯でのデートは、最高にロマンチック。理知的で気の強いジャスミンにあわあわしつつも、最後にはビシッとキメるアラジンも魅力的です。意外にもアニメに忠実な実写版とのリンクをチェックするのもおすすめ。

戦いの中で芽生える恋心…強さと甘さのバランスは絶品！

○『ムーラン』（1998）闘志を燃やせ！　のトレーニングシーン

　実写版の配信で再び注目を集めている『ムーラン』。周囲が望む理想の女性らしさを前に、自分らしく生きられないと悩むムーランには改めて共感するポイントも多数。そんな中、心に残るのは「闘志を燃やせ！（I’ll Make A Man Out Of You）」に合わせてムーランの成長とリー・シャン隊長への憧れが描かれていくシーン。初めてムーランに倒された時に隊長がニヤリと笑う姿に思わずキュン。男社会に切り込み、憧れの上司と対等に生きようとするムーランにパワーをもらえるはず。ラストのちょっぴり甘い雰囲気もたまらない！

　
※紹介作品はすべてディズニープラスで配信中（c）2020 Disney

（yoshimi）