どうぶつ
犬の生まれ月&品種ごとの「かかりやすい病気」とは? 平均診療費1位はフレンチブルドッグの約14万円
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生活に癒やしや潤いを与えてくれるペット。家族の一員として、たくさんの費用をかけているご家庭もあるでしょう。特に怪我や病気の際は膨大な治療費がかかってしまうことも。保険に加入している約59万頭の犬を対象にした調査によると、犬には「病気になりやすい生まれ月」や、犬種によってかかる病気に傾向があることが分かりました。
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年間の総費用平均は犬が30万6801円、猫が15万8680円
アニコム ホールディングス株式会社は、アニコム損害保険株式会社のペット保険「どうぶつ健保」で実際に請求された保険金に関するデータや独自のアンケート調査から、ペットの疾患統計などをまとめた「アニコム 家庭どうぶつ白書2020」を公開しました。この統計は2010年から毎年公開されており、世界最大規模となるそうです。
まずは、2018年4月1日から2019年3月31日までの期間で、アニコム損保の保険契約を開始した犬59万383頭と猫12万1455頭(ともに性別不明含む、全年齢)から、人気の品種を見てみましょう。
【犬の品種ランキング・全年齢(頭数:全体に占める割合)】
1位 「トイプードル」(12万9352頭:21.9%)
2位 「チワワ」(9万3723頭:15.9%)
3位 「ミニチュアダックスフンド」(6万2004頭:10.5%)
【猫の品種ランキング・全年齢】
1位 「混血猫」(2万7548頭:22.7%)
2位 「スコティッシュフォールド」(2万738頭:17.1%)
3位 「アメリカンショートヘア」(1万3284頭:10.9%)
次は、1年間にかけた費用の合計です。こちらは保険契約者へのアンケート調査を元にしています。
【1年間にかけた費用・2019年】
犬:30万6801円(回答数4103)
猫:15万8680円(回答数1542)
犬は猫のほぼ2倍という結果に。内訳を見てみるとほぼすべての項目で上回っており、中でも「怪我や病気の治療費」や「サプリメント」、「しつけ・トレーニング料」、「シャンプー・カット・トリミング料」、「交通費」などで大きく差が開いているようです。室内飼いが多い猫と散歩が必要な犬という飼い方や体の大きさ、習性の違いなど、費用に差が生じるポイントはいくつもあると考えられます。