どうぶつ
保護時は目ヤニでまぶたがふさがっていた子ねこ 飼い主の愛情で見事に変貌「かわいいは作れる!」
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野良ねこの時はボロボロで険しい顔付きをしていたのに、家ねこになった途端、愛らしい表情を浮かべてくれる……。そんな“飼い主冥利に尽きる”ビフォーアフターを収めた写真が今、ツイッター上で話題です。見るだけでとても幸せな気持ちになるハッシュタグ「#野良猫から完全室内飼育になった猫beforeafter」から、今回は目ヤニで目がふさがっていた子ねこのアフターをご紹介しましょう。恐る恐る保護したという飼い主さんに、愛情だけは誰にも負けない、幸せいっぱいな毎日について話を伺いました。
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駐車場前に小学生の人だかり! 真ん中には子ねこが
目ヤニで目がふさがっていた子ねこ。保護された後はおめめぱっちり&毛並みふさふさになり、ついには堂々のへそ天ポーズ! 4枚の写真で「かわいいは作れる!」を実証するツイッター投稿が大きな話題を呼んでいます。登場しているねこはしのぶ(猫)(@PanainoShinobu)さんが飼っている「しのぶ」ちゃんです。
飼い主さんがしのぶちゃんと出逢ったのは、2017年6月7日のこと。出勤時にマンションの駐車場前で子どもたちが集まっていたそうです。その日の早朝に「ミャーミャー」という鳴き声で目を覚ましていた飼い主さんは、声の主が子どもたちの真ん中にいると気付きます。それは目ヤニで目がふさがっている子ねこでした。
親ねこの姿は近くになく、保護をしようとした飼い主さん。ですが爪で引っかかれ、あえなく逃げられてしまいました。そこでマンションの管理人さんに保護をお願いして出勤したところ、昼前に「保護に成功!」と連絡が。早速半休を取って、子ねこを迎えに行きました。これは見事な連携プレーですね。
急ごしらえで始まった子ねことの生活
実は飼い主さん、以前からペットを飼いたいと思っていたそう。「ですが、自分の身の回りのことですらも適当だったため、動物のお世話に自信がなく二の足を踏んでいました。飼うのであれば、最期まで世話しなければならないのは当然とも思っていたので」と当時の心境を語ります。
「でも、そんな時に目ヤニでまぶたがふさがった子ねこを見かけて『あ、これは助けないと死んでしまうかも?』と思い、『助けられたんやから、少々問題があっても大目に見てや』と、何やら自分自身に言い訳をしながら保護しました」
そうして保護された子ねこをお迎えに行ったところ、管理人さんは目ヤニを丁寧に取ってくれてはいましたが、長らくそのままだったのかまぶたは痛々しい様子。飼い主さんはその日のうちに動物病院へと連れていきました。
病院では体重450グラムの女の子で推定生後1~2か月、健康状態は悪くないことなどが分かったそう。痛々しかった目も、目薬の点眼で回復するとお墨付きをもらいました。
急ごしらえで始まった、飼い主さんと子ねこ・しのぶちゃんとの生活。通販でねこ用のグッズを取り寄せながら、並行して部屋の大掃除もしました。しのぶちゃんはそんな中でも子ねこ用の離乳食をモリモリと食べてくれたため、まずはひと安心したといいます。
目もお医者さんの言う通りにどんどんと治癒していき、10日目には愛らしいおめめがぱっちりと開いたのでした。