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どうぶつ

まさに「猫の恩返し」 嵐の日に保護された律儀なねこのその後

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ピョンタくんの賢さにねこ嫌いのおじいちゃんも脱帽

 当時、小学生だった息子さんを長男として、そしてピョンタくんを次男として、飼い主さんは“2人”を大切に大切に育ててきました。息子さんの両手に収まるほど小さかったピョンタくんですが、“お兄ちゃん”と一緒にすくすくと成長。息子さんが高校生になった今では、抱き上げると「近付くなコラッ!」とツンデレな態度を取ることもありますが、小さな頃、“2人”は寄り添い合いいつも一緒でした。

 そんな“お兄ちゃん”に対して拾ってもらった恩を感じているのか、息子さんがピンチになると「団結」する時があるそう。特に息子さんが小学生の頃には驚きのエピソードが。

 飼い主さんのご両親(息子さんとピョンタくんにとっては、おじいちゃんとおばあちゃん)が家へ遊びに来て食事をしていた時のこと。息子さんが悪さをしてしまい、その場にいた全員から「ダメだぞ」と注意を受けたことがありました。すると、いたずらなんてほとんどしたことのないピョンタくんが突然、花瓶を倒したといいます。

 この驚きの行動について、飼い主さんは「大人たちの気をそらして息子を助けたかったのでしょう。息子がした悪さよりもさらに悪いことをすれば、自分が叱られますから」と考察します。この時ばかりは、ねこ嫌いのおじいちゃんさえも、ピョンタくんの利口さに感心してしまったそう。

 最近では飼い主さんと息子さんが口ゲンカをしていたところ、ピョンタくんが飼い主さんの足にかじり付いてきて、“お兄ちゃん”を全力で守ろうとしたことも。また、飼い主さんが息子さんの部屋を無断で掃除しようとするとピョンタくんが全力で邪魔をしてくるといいます。これには、「監視をするように兄ちゃんから言われているかのよう」と感じているとのこと。

 嵐の日に息子さんに命を助けてもらったピョンタくん。兄弟はこれからもいざという大事な場面では固い絆で結ばれた連係プレーを見せてくれそうです。

(Hint-Pot編集部)