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ゴミ集積所で保護され今では頼れる先輩に 元保護ねこが一息つく猫足箱が話題に「最高の発明」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

制作期間は4日以上 リアルな猫足のこだわりとは

真正面から見てもリアル!【写真提供:サユヤス(@SHAKEhizi_BSK)さん】
真正面から見てもリアル!【写真提供:サユヤス(@SHAKEhizi_BSK)さん】

 そんな“にゃんズ”を取りまとめている、最年長の頼れるお姉さんシバちゃんには最近、ホッと一息つけるお気に入りのスポットができました。それは、絵を描くことやハンドメイドが趣味のサユヤスさんお手製「猫足ボックス」の中。実はサユヤスさんが作る猫足シリーズはこれが初めてではなく、足を付けたカゴも大きな話題となりました。

「アンティーク家具などの机や椅子の足のデザインに、猫足(S字の曲線を描いた足)があるのですが、以前から似てないな……と悶々としていたんです。そこで、自分で作ってみることにしました。大きなものは無理なので、とりあえず目の前にあったカゴに付けてみたのがきっかけです」

 サユヤスさんは元々、オーブン粘土にハマっていたこともあり、成型自体は10分ほどでできてしまったそう。その後、乾燥に4日、削るのに30分、焼くのに30分、部品を埋め込むのに15分ほどの時間を要しました。形を作ること自体よりも、他の工程の方がずっと時間がかかっているんですね。

「こだわりは毛を彫刻したところです!」とサユヤスさん。確かにシバちゃんが箱やカゴの中にしっかりと入っていると、毛の模様のおかげもあってかまるで本物の足のように見えてきます。

 シバちゃんが居眠りしてしまうほど、居心地の良いこの猫足ボックスは大きな話題を呼び、「超一体化」「最高の発明です」「箱入り、娘です」など、たくさんのコメントが寄せられました。新型の箱バージョンは、シバちゃんだけでなくピノちゃんもお気に入りのようです。

「将来的には、オリジナルのねこグッズを販売して、その売り上げを動物の保護活動に充てていきたいですね。なので随時、協力企業さんを募集しております(笑)」とサユヤスさん。いつかこの猫足も商品化されるかもしれませんね。

(Hint-Pot編集部)