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騒音に水回り…賃貸物件の各種トラブル 契約前のちょっとした手間で回避を

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

内見は一度で終わらせない! 安心して契約するために

 以上を見てみると、トラブルの種は大なり小なり多いことに気づきます。少しでもリスクを減らすためにはどうするべきか? そこで、回答者が考える「賃貸契約で後悔しないためにやっておくべきこと」(複数回答)を見てみましょう。

【1位「昼と夜の両方で下見に行く」189人】
騒音トラブル回避の注意点と同じく、まずは時間帯によって生活パターンが異なる住人のチェックです。さらに、日中と夜間では周辺の雰囲気が大きく異なるケースも。女性の一人暮らしや小さなお子さんがいる場合は、街頭の位置や暗がりなど死角の有無も確認しておきたいものです。

【2位「現地で内見する」171人】
近頃はコロナ禍のため、オンライン内見のみで済ます人も増えているようです。複数の物件を短時間で確認できるため非常に便利ですが、建物や周辺の雰囲気、水回りの臭いなどは現地でしか分からないもの。遠隔地からの転居ではそう度々訪問はできませんが、出来る限りは足を運んだ方がよさそうです。

【3位「契約内容をしっかり確認しておく」69人】
契約書の内容は仲介業者などによく説明を求めた方が良いでしょう。よく耳にするトラブルとして、退去時の「原状回復」に関するものがありますよね。国民生活センターなどには「敷金を返してくれない」といった相談が多いことから、2020年4月の民法改正によって敷金ルールについて明確化されたそうです。気になる方はチェックしてみましょう。同社によると、契約の際には「原状回復、退去費用(償却)、解約通知」の項目について特に念入りな確認をしておいて損はないそうです。

 以上の結果は賃貸物件のみならず、中古物件を購入する際にも考慮すべき事柄ばかり。どれも大掛かりな調査というより、ポイントを押さえつつある程度の手間と時間をかける内容です。ここで契約を急かしてくる業者にも注意が必要かも。このご時世、自宅で過ごす時間が長くなっているからこそ、納得&安心して暮らせるお部屋と出会いたいですよね。

(Hint-Pot編集部)