Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

漫画

天国の愛猫に花を降らせたい…飼い主の思いを描く漫画に「涙が止まりません」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

白黒ねこのモデルは飼い主さんの愛猫 「ジャッキーの上に花を降らせようと思って描きました」

 実は、作者の漫画家・治島カロさんも昨年8月末に、愛猫のジャッキーちゃんを亡くしたのだそう。作中の白黒ねこのモデルは、そのジャッキーちゃんなのだそうです。どのような思いでこの漫画を描いたのか、お話を伺いました。

Q.今回のテーマを描こうと思ったきっかけや理由を教えてください。
「出典は分からないのですが『残された者が思い出す時、天国の故人の上に花が降る』というようなエピソードをツイッターで目にしたので、去年8月末に天国へ行ってしまった愛猫ジャッキーの上に花を降らせようと思って描きました」

Q.ミーコくんも実際に存在したねこちゃんですか?
「そうです。ミーコは私の祖父母がかわいがっていたねこですが、私が生まれた頃に他界したそうです。私は覚えていないのですが、幼い私に祖父母がたくさんミーコの話を聞かせてくれ、1枚しかない写真も見せてくれました。私が生まれたせいでミーコにつらい思いをさせたのではないかとずっと気に病んでいるので、天国でジャッキーと出逢っていたらいいなと思いました」

Q.大きな反響となりましたが、今のお気持ちを教えてください。
「たくさんの方に読んでいただいた事に感謝いたします。引用リツイートやリプライでご自分の大切な人や動物の思い出を聞かせてくださるので、もらい泣きしてしまいます。皆さんの大切な人や動物たちにもたくさんお花が降っていると思います」

 今でもジャッキーちゃんを深く愛している治島さんですが、実は愛猫がもう1匹。瀕死状態だったところをジャッキーちゃんと一緒に保護した、きょうだいねこのサラちゃんです。サラちゃんは現在も元気に暮らしており、治島さんの心を癒してくれています。

 ジャッキーちゃんとサラちゃん、2匹を保護しお世話に奮闘する様子が描かれたエッセイ漫画「こねこがうちにいます」からも、治島さんがいかに2匹を大切に思っているかが伝わってきます。そして飼い主だけでなく、多くの読者からも愛される天国のジャッキーちゃんの上には、いつもたくさんのお花が降っているのではないでしょうか。

 治島カロさんは関西の食、人、くらしを描いた漫画も好評。こちらは作品集「よろしゅうおあがりー関西ごはん噺ー」で読むことができます。

(Hint-Pot編集部)