注目の駅は変わりゆく街「五反田駅」と「高輪ゲートウェイ駅」

　一方で最も相場が高かったのは「原宿」、次いで「渋谷」でした。いずれも渋谷区にある駅で、交通が便利な上に繁華街やオフィス街があるため、そもそも物件数が少ないとも考えられます。また「原宿」はすぐ近くに緑豊かで広大な代々木公園や明治神宮があるのも魅力的ですよね。

　同社が注目したのは、13位にランクインした「五反田」。JR山手線のほかに東急池上線、地下鉄の都営浅草線が乗り入れています。近年はITベンチャー数社により「一般社団法人五反田バレー」が設立され、地域の活性化につながる事業を行っていたり、駅周辺に新たな商業施設や高層複合ビルが開業したり、「五反田」は現在進行形で変わりゆく街となっているようです。

　また、同じく13位にランクインしたのは、2020年3月に開業したばかりの新駅「高輪ゲートウェイ」。意外と安いことに驚きますが、同駅を含む品川エリアは現在再開発が進んでいる最中で、駅周辺の街の本開業は2024年ごろの予定だそうです。どのような街になっていくのか、実際に住みながらその変化を見守ってみるのも面白いかもしれませんね。

　どの駅、どの街に魅力を感じるかは人それぞれ。交通の便が良くて、かつ家賃が安い物件は魅力的ですよね。「どうせ山手線沿線は高いだろう」と諦めていた人も、このランキングを参考に探してみれば、もしかしたら予算に合った物件が見つかるかもしれませんよ。

（Hint-Pot編集部）