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日本のステイホーム率は世界1位! 2020年の有給休暇取得日数は世界的に低下

著者:Hint-Pot編集部

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コロナ禍で在宅時間が増加。有給休暇取得日数は世界的な低下の傾向に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
コロナ禍で在宅時間が増加。有給休暇取得日数は世界的な低下の傾向に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 世界が新型コロナウイルスの影響を受けた2020年。在宅勤務やステイホームが一般化する中、有給休暇の取得率にもやはり影響が出ていたようです。かねてから取得率の低さで注目を集めていた日本はどうだったのか? また世界は? 大手総合旅行ブランドが毎年実施している「有給休暇の国際比較調査」を見てみましょう。

 ◇ ◇ ◇

有給休暇取得率の1位は台湾

 大手総合旅行ブランドの「エクスペディア」は2020年11~12月、世界16地域の9200人に「有給休暇の国際比較調査」を実施しました。(16地域:日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、香港、マレーシア、シンガポール、韓国、タイ、台湾)

 まずは「通常の年間取得日数」と「2020年の取得日数」の比較を見てみると、取得日数はほとんどの地域で例年より少なかったことが分かりました。

 
【2020年の世界16地域における有給休暇取得日数減少ランキング】
記載は「通常の年間取得日数」/「2020年の取得日数」

1位:8日減 イギリス 25日/17日
2位:7日減 マレーシア、オーストラリア 14日/7日
4位:6日減 シンガポール 14日/8日
5位:5日減 ドイツ 30日/25日、イタリア 20日/15日、ニュージーランド 15日/10日、メキシコ 12日/7日、アメリカ 10日/5日
10位:4日減 カナダ 14日/10日
11位:3日減 フランス 28日/25日、韓国 11日/8日
13位:2日減 香港 14日/12日、タイ 10日/8日
15位:1日減 日本 10日/9日
16位:1日増 台湾 14日/15日
※「エクスペディア」発表のデータから抽出して作成

 
 英国は例年の通常取得日数が多い地域ですが、2020年3月には3月23日から6月15日まで(飲食店などは7月4日まで)の長期ロックダウンが、11月2日からは2度目が実施されました。経済も打撃を受け、大量解雇などのニュースも複数伝えられています。夏の休暇時期にはロックダウンが一時緩和されていましたが、経済が打撃を受けた状況などから、遠出する人は少なかったのではないかと考えられますね。

 次に、有給休暇の「支給日数」と「取得日数」から割り出した世界16地域の取得率ランキングを見てみましょう。

 
【2020年の世界16地域における有給休暇取得率ランキング】
1位「台湾」(100%)
2位「香港」(86%)
3位「ドイツ」「フランス」(ともに83%)
5位「タイ」(80%)
6位「カナダ」(67%)
7位「イギリス」(65%)
8位「イタリア」(58%)
9位「シンガポール」(57%)
10位「韓国」(53%)
11位「ニュージーランド」「メキシコ」「アメリカ」(いずれも50%)
14位「日本」(45%)
15位「マレーシア」(39%)
16位「オーストラリア」(35%)
※「エクスペディア」発表のデータから抽出して作成

 
 先の結果を見ても分かる通り実際の取得日数に差はありますが、取得率で見ると日本は14番目という結果に。ちなみに、厚生労働省が2020年10月30日に発表した就労条件総合調査によると、2019年の年次有給休暇の取得率は56.3%で過去最高でした。せっかく上昇した数字ですが、2020年はやはりコロナ禍の影響により低下する可能性が高いと考えられます。