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日本のステイホーム率は世界1位! 2020年の有給休暇取得日数は世界的に低下
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有給休暇を取らない理由 日本1位は「緊急時のために取っておく」
有給休暇を取らない理由を全体の世界16地域に尋ねる設問では、「新型コロナウイルスの影響でどこにも旅行できない」(33%)という回答が最も多く、次いで「緊急時のために取っておく」(27%)、「お金がない」(22%)と続きました。
一方で日本の回答を見ると、最多は「緊急時のために取っておく」(30%)となり、次いで「人手不足など仕事の都合上難しい」(22%)、「新型コロナウイルスの影響でどこにも旅行できない」(12%)と続いています。
有給休暇の取得が低下したのは、やはり新型コロナウイルスの影響が大きいようです。有給休暇を取ったところで、例年のように旅行どころか外出もままならない状態が世界的に長く続いた状況がうかがえます。
ただし「コロナ禍において有給休暇の取得は簡単だったか、もしくは困難だったか」という設問では、「変化なし」と答えた割合が最も高かったのは「日本」(76%)でした。日本で一般的に有給休暇を取得する人が多い時期は夏。2020年は1回目の緊急事態宣言が解除された後だったため、例年と同様に有給休暇を取った人が多かったのかもしれません。対して最も低かったのは「マレーシア」(21%)でした。
また、直近で取得した休暇の過ごし方について尋ねる設問で「どこにも行かずに家で過ごした」と回答した人の割合が最も高かったのも「日本」(76%)で、ステイホーム率でも世界1位となりました。対して最も低かったのは「イタリア」(20%)でした。
「死ぬまでに行きたい旅行先リストが増えた」は55%
次からは日本の回答だけを見ていきましょう。
【旅行の代わりとして休暇中に楽しんだことは?】
1位「動画配信サービスの番組や映画を観る」(32%)
2位「テレビゲームやオンラインゲームをする」(21%)
3位「料理をする」「読書をする」(ともに19%)
コロナ禍で旅行や外出が思うようにできない中での休暇でしたが、ステイホームをそれなりに楽しんだ人が多かったようです。とはいえ、やはりまた以前のように旅行に行ける状態に早く戻ってほしいですよね。次からの設問では、日本における旅行への熱い思いが表れる結果となりました。
まずは「死ぬまでに行きたい旅行先リストが増えた」という質問に「YES」と回答した人の割合は55%。さらに「2021年は予定より旅行に費用をかけようと考えている」という設問でも「YES」と回答した人の割合は59%と、多くの人が「このコロナ禍が落ち着いたら旅行に行きたい」との思いを抱いていることが分かりました。
また、コロナ禍の旅行習慣については「人の多い人気の旅行先は避ける」(28%)が1位に。2021年の旅行計画については「時間があって安全だと判断したら直前予約をする」(27%)が1位となりました。
「2021年こそは有給休暇を取って旅行に行きたい!」と願っている人はきっと多いはず。流行状況との闘いは一進一退を繰り返していますが、安心して旅行に行けるようになる日を迎えるためにも、引き続き感染症対策をしっかり取りながら日々を過ごしましょう。
(Hint-Pot編集部)