インタビュー

猫の殺処分ゼロへ 元保護猫と暮らすイケメン格闘家が考える「人間の責任」

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 直子

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プロキックボクサーの小笠原瑛作選手と、15歳の愛猫レオンくん【写真:小笠原瑛作】
プロキックボクサーの小笠原瑛作選手と、15歳の愛猫レオンくん【写真:小笠原瑛作】

 3匹の愛猫、15歳の「レオン」くんと2歳の「ヒメ」ちゃん、1歳の「ルナ」ちゃんと暮らしているプロキックボクサーの小笠原瑛作選手。3月13日(土)には「KNOCK OUT~The REBORN〜」(後楽園ホール)のメインイベントに出場予定。KING強介選手とのスーパーバンタム級王座決定戦を控え、トレーニングに励む日々を送っています。そんな瑛作選手をほっこりと包んでくれる愛猫たちを、瑛作選手は自分の弟や妹のように大切に思っているそう。またそれと同時に3匹の命を守る責任も感じていると言います。「ねこ通信」16回目のテーマは「飼い主・人間のマナー」です。

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殺処分された猫は10年で6分の1まで減少 「不幸な命を生まないためにも」

元保護猫の「ヒメ」ちゃん。小笠原家で幸せな毎日を送っている【写真:小笠原瑛作】
元保護猫の「ヒメ」ちゃん。小笠原家で幸せな毎日を送っている【写真:小笠原瑛作】

 人の心をホッと和ませてくれる、大切な相棒の猫たち。幸せな一生を送る猫を1匹でも増やしたいと願う、野良猫の保護活動やTNR活動などが浸透してきたおかげでしょうか。

 TNR活動とは、野良猫たちを「Trap(捕獲し)」「Neuter(避妊・去勢手術を行い)」「Return(元の場所に戻す)」活動のこと。野良生活が長い猫にとっては保護されて人間と暮らすことがストレスになる場合もあるので、手術をした証に耳先をV字にカットした「サクラ耳」にして、元いた地域に戻すことがあります。

 環境省発表の統計資料によると、猫の殺処分数は年々減り続けています。平成21(2009)年度には、保健所で引き取られた猫(迷い猫も含む)のうち16万5771匹が命を絶たれましたが、令和元年度(2019)には2万7108匹まで減少。一方、同時期に飼い主の元に戻ったり譲渡されたりした猫の数は、1万621匹から2万5941匹に増えています。これも各地で行われる譲渡会や保護猫カフェなどの活動による影響は大きいでしょう。

 瑛作選手の愛猫、ヒメちゃんとルナちゃんも元々は保護猫でした。都内在住ということもあり、完全に家猫として過ごしていますが、それでも避妊手術は受けています。また小学5年生の頃、知人から譲り受けて家族の一員になった、最年長のレオンくんもお迎えして間もない頃、去勢手術を受けました。

「ヒメとルナは譲り受ける時に、避妊をすることが条件の1つに入っていました。レオンは条件としてあったわけではありませんが、発情することも考えて、去勢したのを覚えています」

「自然に反するという意見もあると思いますが、避妊・去勢手術を僕は不幸な猫を増やさないために人間ができることの1つだと考えています。猫が増えすぎてしまって、殺処分しなければならないほど悲しいことはない。不幸な命を生まないためにも、しっかり対策を立てなくちゃいけないのかなって思います」

「ウチの猫は外に出していませんが、飼い猫だけど外に出している方も多いと思います。そういう方には必ず、避妊や去勢をしてもらいたいですね」