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猫の殺処分ゼロへ 元保護猫と暮らすイケメン格闘家が考える「人間の責任」
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人間と猫が笑顔で共生するためにも「人間が責任を持って」
寒い冬の日や強い雨が降る日など、軒下や木の陰に小さく丸まって風雨をしのぐ猫を見ると「寒いだろうな」と切ない気持ちになってしまうという瑛作選手。「そういった猫を増やさないためにも、人間がちゃんと防がなければいけないのかなと思います」と言います。
「日本各地にある『猫島』と呼ばれる、たくさんの猫が暮らす島。そこに暮らす猫たちは自由そうでうらやましいなって思います。けれども、その裏では猫の数が増えすぎないようにTNR活動をしている人たちがいると聞きました。人間の都合で猫を処分しない、猫たちが自由に暮らしていても共生できるというのであれば、話は別です。でもそれができないのであれば、人間が責任を持って不幸な猫を減らしていかないと」
以前に比べて、日常的に見かける野良猫の数はグンと減りました。野良犬にいたっては、都市部で見かけることはほぼありません。現在25歳の瑛作選手は、実は日本で野良犬を見た経験がないそうです。
「日本では人生で一度も野良犬を見たことがありません。キックボクシングの修行でタイに行った時、初めて野良犬を見て、結構カルチャーショックでした(笑)。野良猫は知っていても『野良犬っていたんだ……』って衝撃でしたね。でも、いつか野良猫もそうなればいいですよね。日常的に見かけないことが当たり前になれば」
その日が早く訪れるためにも、飼い主はもちろん、人間がしっかり責任ある行動を取ることが鍵となりそうです。
(Hint-Pot編集部・佐藤 直子)