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猫好き必見の寄席も! 落語の基礎知識~服装からおすすめ演目まで

公開日:  /  更新日:

著者:関口 裕子

看板猫が大人気の寄席も 来場時はマスク着用を

Q.料金はいくらぐらい?
 寄席の料金は「木戸銭」と呼ばれます。チケットは会場入口脇の窓口で販売され、東京は基本的に当日現金払いのみ。再入場はできませんが、昼夜通しで見ることができます。木戸銭は通常興行で3000円が一般的(一部2500円)。また、関西では通常興行が基本2500円(一部2300円)の上、何とネットでチケットが買えるところもあります。

 ただし現在は、新型コロナウイルス感染予防のガイドラインに従い、多くの寄席が席数を総客席数の半分にして営業しています。お出かけの前に各寄席の公式サイトで規則をご確認ください。

浅草演芸ホール https://www.asakusaengei.com/
池袋演芸場 http://www.ike-en.com/index2.html
上野 鈴本演芸場 http://www.rakugo.or.jp/
お江戸上野広小路亭 http://www.ntgp.co.jp/engei/ueno/index.html
お江戸日本橋亭 http://www.ntgp.co.jp/engei/nihonbasi/
お江戸両国亭 http://www.ntgp.co.jp/engei/ryougoku/index.html
新宿永谷ホール http://www.ntgp.co.jp/engei/sinjuku/index.html
新宿末廣亭 https://suehirotei.com/
にっぽり館 https://nipporikan.jimdofree.com/
横浜にぎわい座 https://nigiwaiza.yafjp.org/
天満天神繁昌亭 https://www.hanjotei.jp/
動楽亭 http://www.beicho.co.jp/rakugo/%E5%8B%95%E6%A5%BD%E4%BA%AD
国立演芸場 https://www.ntj.jac.go.jp/engei.html

 ちなみに、浅草演芸ホールでは看板猫の「ジロリ」くんが有名です。たまにチケット販売窓口でも遭遇できるので、猫好きの方はお楽しみに。

Q.場内で飲食できるの?
 現在は新型コロナ感染予防の観点から、場内での食事と飲酒は禁止されています。朝から居続けで鑑賞することが可能なため、コロナ禍以前はお弁当持参で訪れる方も大勢いました。売店でもお弁当やパン、お菓子やお酒を販売していたものです。お酒をちびちびやりながら、お酒にまつわる落語を聴くなんて臨場感がありますよね。でも、この時期は自宅での鑑賞時のみでご勘弁ください。自宅ならいくら酔っ払ってもOKですよ。

Q.おすすめの演目(噺)は?
 最初に聴いた落語は、「寿限無」や「饅頭怖い」といった古典ではありませんでしたか? 長い名前を早口言葉のようにまくしたてる「寿限無」などは、物語の筋を理解できない年齢の子どもでも大爆笑。こういうシンプルな噺こそ技量が必要なのかもしれませんが。

 うちの近所に「元犬」という噺の舞台になった蔵前神社があります。ある時、この神社を友人らと散歩中に「舞台なのだ」と話したところ、無邪気に「どんな噺?」と聞くので、サゲ(落ち)の辺りだけかいつまんで話しました。すると、何ということでしょう! その場に居合わせた参拝客にも受けたのです。元々落語は好きでしたが、すっかりいい気になってしばらく寄席に通うように。寄席で「元犬」を聴いた日には「勉強になった!」などといっぱしな気分。ちょろいもんです。

 好きな噺がかかると寄席はさらに楽しくなりますが、実のところ噺の種類はかなり幅広く多岐にわたります。次回でじっくりご紹介しましょう。

◇関口裕子(せきぐち・ゆうこ)
映画ジャーナリスト。「キネマ旬報」取締役編集長、米エンターテインメントビジネス紙「VARIETY」の日本版「バラエティ・ジャパン」編集長などを歴任。現在はフリーランス。

(関口 裕子)