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親への結婚挨拶 経験者が選んだ手土産や服装は? 鉄板の質問も
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結婚は人生における一大イベント。当人たちの気持ちがもちろん一番大切ですが、育ててくれた親にも温かく祝福してもらいたいものですよね。そこで重要になると考えられるステップが、結婚が決まった時に行う親への結婚挨拶。ドラマや映画ではよく描かれる場面ですが、実際にしたことがある人は手土産に一体何を持参したのか? また当日の服装は? 経験者を対象とした調査から、その実態をあれこれ探ってみましょう。
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コロナ禍のためビデオ通話で報告した例も
結婚式の引き出物通販サイト「ANCIE WEDDING」を運営する株式会社Colorsは、自分と相手の親に結婚報告と挨拶をしたことがある男女626人に調査を実施しました。調査期間は2020年5月、2020年8月、2021年1~2月の3回です。
同社によると、結婚の挨拶は一般的に「1.自分の親に報告」「2.女性の親に結婚挨拶」「3.男性の親に結婚挨拶」という流れが多いそうです。現在は婚姻やジェンダーに関する意識が変化しているため必ずしもこの限りではありませんが、まずは「1.自分の親に報告」に関する設問から見てみましょう。
自分の親に報告した手段は「直接」(74.7%)が圧倒的に多く、次いで「電話」(17.1%)、「メール・LINE」(7.4%)と続きました。やはり「大事な報告は直接会って伝えたい」と考える人が多いようです。しかし、コロナ禍に見舞われている今、両親が遠方で暮らしている場合は対面が容易ではありません。このため、ビデオ通話で報告をしたという声も寄せられていました。次に「結婚報告で気を付けたこと」を見てみましょう。
【自分の親への結婚報告で気を付けたこと】
1位「特になし」(40.3%)
2位「伝え方(言葉選びや言葉遣い)」(18.1%)
3位「伝える順番やタイミング」(14.0%)
4位「場所や雰囲気作り」(13.8%)
5位「事前に彼・彼女を紹介」(12.1%)
具体的なエピソードとしては、自由回答で以下の声が寄せられました。
【自分の親への結婚報告した時のエピソード】
「妊娠してしまったので言葉を選びながら伝えました。自分の親でも緊張したのを覚えています」
「両親の結婚記念日に食事に招待し、家ではなくあえてレストランで伝えました。結果的に良かったと思います」
「コロナで田舎に帰れずZoomで報告しました。妹に協力してもらいセッティングや、彼がどんな人かを第三者から良い人アピールしました!」
「反対されないように最初に母へ相談し、段取りをつけてから父へ伝えました」
「彼が私の両親にプロポーズの了承を得ていたので、特に注意したことはなく、逆に私の両親は報告を待っていたそうです」
「いつ結婚するのかいつも聞かれていたので、親がリラックスしている時にタイミングを見て報告しました」
親から反対されないように外堀を埋めたり、急な報告で親を驚かせないように細かく配慮をしたり……こういった準備はかなり重要なようです。我が子の結婚は親にとっても一大イベントですから、お互い心から喜び合えるような報告の場を作ることが一番ですね。