結婚挨拶の手土産は「地元の有名なお菓子」で完璧？

　自分の親への報告が終われば、次は相手の親への挨拶。結婚挨拶前に相手の親と会ったことがあるかを尋ねる設問では、「両親とも面識あり」（52.0％）が半数以上、次いで「面識なし」（32.5％）、「母親のみ面識あり」（13.1％）、「父親のみ面識あり」（2.4％）と続きました。

　親側の気持ちを考えると、一度も会ったことのない人を連れてこられて「この人と結婚します」と言われるよりも、事前に会ったことがある人の方が安心感はあるでしょう。実家が遠いなど事前に会うことが難しい場合は、どんな人とお付き合いしているのかを折に触れて話しておくといいかもしれません。

　また、結婚挨拶の際の手土産については「用意した」が86.7％に上りました。では、実際にどのような手土産を持参したのでしょう？

【選んだ手土産のジャンル】
1位「洋菓子」（38.1％）
2位「和菓子」（36.4％）
3位「お酒」（10.5％）

【選んだ手土産のブランド】
1位「地元で有名な品物」（40.6％）
2位「百貨店のデパ地下ブランド」（18.0％）
3位「地元以外の老舗ブランド」（14.8％）

「洋菓子」と「和菓子」を合わせると74.5％の人が、お菓子を選択していることが分かりました。自分の出身地から名物を選べば、自身のことを話すきっかけ作りにも使えそうですね。

結婚挨拶の服装　男性はスーツ、女性はワンピースが鉄板

　結婚挨拶当日に意識して気をつけたこと（複数回答可）では、「身だしなみ」（36.5％）が最も多く、次いで「振る舞い（笑顔など）」（19.6％）、「発言内容や口調」（18.8％）、「言葉遣い」（15.5％）と続きました。「特になし」と回答した人は11.8％でしたが、そのうち過半数は「事前に何度も会っている」という人で、お互いよく知った間柄なので比較的気軽に挨拶ができたようです。

　当日はどのような服装で挨拶に臨んだのか、男女別で回答を見てみましょう。

【結婚挨拶当日の服装・男性】
1位「スーツ」（75.0％）
2位「カジュアル」（16.2％）
3位「ジャケパン（ジャケット＆パンツ）」（8.8％）

【結婚挨拶当日の服装・女性】
1位「ワンピース」（62.3％）
2位「オフィスカジュアル」（13.0％）
3位「いつもの私服」（10.1％）

　男性はスーツ、女性はワンピースが圧倒的に支持されていることが分かりました。大事な挨拶の場ですから、清潔感とフォーマル感があり、親からの印象も良いと思われる定番の服装が一番無難ですよね。

　結婚挨拶の時に両親から質問されたという人が72.5％いましたが、どのようなことを質問されたのでしょうか。具体的な内容を聞いてみると、「仕事」（34.1％）が最も多く、次いで「将来」（26.8％）、「家族」（15.0％）と続きました。

　結婚は当人たちの自由意志ではありますが、お相手の仕事や将来への考えを聞いておきたいという親は多いようです。とはいえ、あまり踏み込んだ内容を聞いたり、仕事を評価するような発言をしたりすると、後々に揉め事の種になるケースも……。加減が難しいところですね。

　一方で「質問されなかった」という人も27.5％いました。元からよく知る間柄だったり、折に触れて話を聞いていたりしたため、挨拶の場で改めて聞く必要がなかったというケースも一定数あると思われます。やはり事前の準備は重要と言えるでしょう。

　後編では、実際の結婚挨拶における成功＆失敗エピソードや、これから結婚挨拶をする人たちへの経験者アドバイスをお届けします。

（Hint-Pot編集部）