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逆ギレしても謝罪しない理不尽夫と冷戦3年半…“絶対に謝らない人たち”の事件簿
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生きていれば多かれ少なかれ失敗はつきもの。そんな時、すぐに自分の過ちを認めて謝罪するかは、人間関係を円滑にできるかの分かれ道でもあります。親しき仲にも礼儀あり。たとえ夫婦であっても、謝罪すべき時にきちんとした謝罪ができなければ信頼関係は崩れます。また職場であれば、「会社に行きたくない」と思うほどの大問題に発展することも……。今回は「謝ったら負け」とでも思っているのか、断じて謝罪しない人たちに呆れてしまったという3人に話を伺いました。
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自分がしでかした惨状にただ笑うだけの男
北海道在住の紗那絵さん(仮名・29歳)は数年前「あ、こいつ、ないわ~」という体験をしたといいます。それは、会社の同僚たち数人で食事に行った時のこと。北海道名物のジンギスカンを食べ放題で楽しんでいました。
「しばらくするとジンギスカン鍋が焦げ付いてきたんです。すると、1人の男性が鍋をトングでガリガリとこすり始めました。『そんなことをしなくても、店員さんに言えば取り換えてもらえるよ?』って声をかけたのですが、その人は手を止めなくて。そうこうするうちに勢い余ったらしく、鍋を倒しちゃったんです」
幸いにも鍋はコンロに引っかかって落ちなかったものの、コンロが大きくずれたため周囲にあった小皿やタレなどはすべて激しい音を立ててテーブルの下へ。しかしその男性は謝ることもせず、まるで“お皿などを固定させていない店が悪い”と言わんばかりにさまざまな言い訳をし始めました。
「『お店の人や周囲に対して一言謝りなさいよ!』って思いました。でも本人はなぜか、悪いことなぞ何もしていないケロリ顔。落としたお皿や食材を片付けた後、再び鍋をガリガリし始めた時は呆れるのを通り越して、一刻も早くその場を去りたいという空気が周囲に流れていました」