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コロナ禍で移住したい人&考えなくなった人 「地元に帰りたい」「医療格差が不安」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

移住を考えなくなった人「今は動くタイミングではないと思う」

 とはいえ、見つめ直しても移住に至らないケースがあります。コロナ禍で移住を考えなくなった人にはどのような理由があるのでしょうか?

【コロナ禍で移住を考えなくなった理由:有効回答数102人】
「都会に住みたかったが、都市部の方が感染の危険性がある」
「今は動くタイミングではないと思う」
「収入が減ったことで引っ越しをする金銭的余裕がない」
「収入や生活環境に不確定要素が多いので現状維持を優先」
「移住先で仕事が見つかるかどうか分からない」
「都心部を離れると仕事探しが大変だから」
「移動や手続きが面倒になった」
「コロナ禍で都心から移住すると良い印象を持たれない」
「移住して見知らぬ土地でコロナ禍を過ごすことに不安を感じるし、周りの目が気になる」
「医療格差があり、都心部から地方へ行くと医療体制が不安」

“移住したい”派の意見は「○○がしたい」という前向きな欲求系の意見がほとんどでしたが、“移住を考えなくなった”派は現実を厳しい目で判断した結果が多いようです。もちろんですが、結果に正解はありません。縁やめぐり合わせなどさまざまな外部要因もあり、最終的な結論はやはり人それぞれとなるでしょう。

移住先での仕事は? 「脱サラ・独立開業」との回答も

 移住を考えた際にまず懸念されることは、移住先での就業問題。移住先でどんな仕事に就くことを考えているかを尋ねる設問では、以下のランキングとなりました。

【移住後の働き方について(有効回答数441人)】
1位「転職せず、テレワーク中心に働く」(42%)
2位「移住先の支店で働く」(19%)
3位「転職」(18%)
4位「脱サラ・独立開業」(15%)

 1位の「転職せず、テレワーク中心に働く」はコロナ禍ならではの結果と言えます。テレワークでも業務効率に支障がないと分かれば、積極的に考慮する企業もあるようです。4位の「脱サラ・独立開業」はなかなか冒険的ですが、具体的にはどのようなケースを考えているのでしょうか?

【移住先で脱サラ・独立開業する場合の開業方法:有効回答数67人】
1位「未経験から独自でスキルを身につけ開業」(30%)
2位「自身のスキル経験を活かして開業」(27%)
3位「フランチャイズや代理店に加盟」(21%)

 新型コロナ流行がもたらした「新しい生活様式」。テレワークはこのまま定着するのでしょうか? もし定着するのであれば、東京一極集中も是正が進むと考えられます。移住の決断においてそこまで考えるのか、それとも現在の環境を決断要素とするのか。この辺りにも、それぞれの人生観が大きく反映されそうですね。

(Hint-Pot編集部)