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認知症への不安は「お金のこと」「介護してくれる人がいない」 コロナ禍でリスクは上昇

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「認知症はまだ先のこと」? 実際に対策している人はごく少数

お金や入所できる施設……「もし認知症になったら?」の不安は多数(写真はイメージ)【写真:写真AC】
お金や入所できる施設……「もし認知症になったら?」の不安は多数(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 以上の結果内容から、「ニューノーマル」においては以前にも増して、脳の健康を意識する必要があると考えられます。では、自身や家族が「将来、認知症になる可能性」についてはどう考えているのでしょうか。「自分」について「ある」「どちらかといえばある」は57.9%、同じく「家族」については63.5%でした。

 認知症の対策の有無を尋ねる設問では、「自分」について「まったくしていない」「どちらかといえばしていない」は92.2%、同じく「家族」については90.1%となり、認知症になる恐れを感じつつも対策をしていない人が大多数であることが分かりました。

 その理由としては、年齢があるのかもしれません。「自分が認知症になるとしたら何歳くらいだと思うか」と尋ねる設問では「76~80歳」(16.7%)が最も多く、ボリュームゾーンは70歳前後から80歳でした。「認知症はまだ先のこと」ととらえているため、対策をしていない状況が推測できます。

 では、認知症の対策の有無を尋ねる設問で「している」「どちらかといえばしている」と回答した78人は、具体的に何をしているのでしょうか。

【具体的に行っている認知症対策・準備】
1位「貯金する」
2位「保険に加入する」
3位「身辺整理をしている」
4位「ゲーム・読書など体をあまり動かさない認知症予防の取り組み」
5位「身の回りのものに名前や連絡先を書いている」

 また、全体の1000人に対して「自分が認知症になったとしたら一番不安に思うこと」を問う設問では、以下の内容が自由回答で寄せられていました。

【もし自分が認知症になったとしたら、一番不安に思うこと:自由回答】
「家族に迷惑をかけること」(40代・男性)
「お金のこと」(50代・女性)
「愛する人たちを忘れてしまうこと」(30代・男性)
「介護してくれる人がいない」(30代・女性)
「介護施設に入れるかどうか」(50代・男性)

 具体的な対策として挙げられた貯金や保険、身辺整理からもうかがえるように、「家族や周囲の人に迷惑をかけたくない」という声が多いようです。とはいえ、社会の高齢化が進むにおいて、認知症患者との共生する社会の実現は不可避と言えます。

「認知症の人への対応に不安を感じるか」という設問では「感じる」「どちらかといえば感じる」を合わせが計56.6%。また、「認知症の人と働くことを想像できるか」という質問では「できない」「どちらかといえばできない」が計62.4%に達していました。

 この結果から、認知症患者との共生する社会に向けて意識を変えていくことが必要だと思われます。また、その前にコロナ禍でも実践できる予防策を始めてみるなど、さまざまな工夫を考えることで“脳を動かして”みてはいかがでしょう。

(Hint-Pot編集部)