実は大変なことも多い大型犬の飼育　毎月の食費は1万円以上

　大型犬と暮らすのは確かに大変。三太は体重が40キロありますから、散歩に連れていくには力が必要です。中学2年の娘と2人でリードを1本ずつ引いて散歩させています。1人だと三太が急に走り出した時に力負けして危ないので。

　週末はドッグランや広い公園、人も犬もいない山とかに連れて行ってロングリードで走らせたりしています。家でも運動不足にならないよう、ベランダでボールを投げて遊んだりして走らせて。仕事で家を空ける時は母に給餌などを、プロに散歩代行サービスをお願いすることもあります。

　食事は朝晩2回、3種類のドッグフードを混ぜて2カップ、その上に茹でたお肉とお野菜を載せてあげています。量が多いので、毎月の食費は1万円じゃおさまらないと思いますね。

　また、ラブラドールレトリーバーはがんになりやすい犬種だそうです。三太も昨年7月、シッポの根元に腫瘍ができてしまい、手術をしてお薬をあげて……。最初に飼ったラッちゃんはアレルギーがあって1年近く毎日通院していましたし、やっぱり犬を飼うってお金がすごくかかりますよ。ペット保険は必須ですね！

初代犬はミックスのオス・ラッちゃん　「ふたりっ子」出演後にお迎え

　子どもの頃から生き物がとにかく好きで、畑正憲さんが動物を紹介する番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」（フジテレビ系）やドキュメンタリー番組「野生の王国」（TBS系・毎日放送制作）をテレビにかじりついて見ていました｡将来は獣医か動物園の飼育員になりたい、と思っていたくらい。

　ワンちゃんは物心がついた時から家にいて、最初はポメラニアン、それから秋田犬。どちらももちろんすごくかわいかったんですけど、小さい犬は足元でチョコチョコ動き回るのでうっかり踏みつけてしまいそうで（笑）。猫はアレルギーがあってダメなんですけど、犬の他にもニワトリやウサギ、モルモット、リス……いろいろ飼っていました。

　朝ドラ（NHK連続テレビ小説）「ふたりっ子」に出演した後、ウチには当時ウサギとハムスターがいたのですが、やはり「犬が飼いたい！」と。ちょうどその頃、たくさんの犬が殺処分されていることを本で読み、日本愛玩動物協会に里親登録をして、子犬をラックル（ラッちゃん）と名付けて引き取りました。

　柴犬とコーギーが入ったようなミックスの男の子。きょうだいと箱に入れられ捨てられていた中の1匹だったんですけど、ウチに来たら急に環境が変わったせいか、拒食症になってしまって。それで、「食欲旺盛な犬と一緒に暮らせば食べるようになるかな」と思って、急いでラブラドールレトリーバーのダイちゃんをペットショップから迎え入れたんです。